第16回 WRO Japan決勝大会 in 西宮

2019年8月25日(日)に兵庫県西宮市の関西学院大学にて「第16回 WRO Japan決勝大会 in 西宮」が開催されました。
大会当日、2019年7月~8月日本全国40地区で実施の公認予選会を勝ち抜いた計150チームが会場へ集結し、結果として優秀な成績を収めた12チームが日本代表として選出されました。日本代表チームは、11月8日(金)~10日(日)にハンガリー・ジェールで実施されるWRO国際大会の「World Robot Olympiad International Final 2019」へ出場します。
本レポートページでは、熱い戦いが繰り広げられた決勝大会当日の様子をお伝えします。

「第16回 WRO Japan決勝大会 in 西宮」レポート

【関西初開催!WRO Japan決勝大会 会場について、地域性について】

WRO Japan 2019決勝大会が開催された兵庫県西宮市は、大阪と神戸の中間に位置し、交通の利便性の高さと豊かな自然に恵まれた環境を生かした「文教住宅都市」として発展してきました。
関西で「住みたいまち」としても高く評価されている他、西宮と言えば新年の「福男選び」で知られる西宮神社や、全国の高校球児の憧れの地「阪神甲子園球場」がある街としても有名です。
また、会場となった関西学院西宮上ケ原キャンパスは、1929年の創建以来の設計思想を継承しながら、木々の緑等の周辺環境や歴史ある美しいキャンパスは、良質な「文教住宅都市」として発展した地元地域の象徴にもなっています。

【毎年変わるWROのテーマ】

第16回の国際大会開催国となるハンガリー・ジェールにてコンテストテーマが決められ、「SMART Cities」がテーマとなりました。
WROは毎年異なるテーマで競技ルールが発表され、テーマに沿った様々な課題をクリアするべく、小学生から高校生までの参加チームがスキルを競います。

決勝大会当日、広いキャンパスを歩き、競技が実施される会場へ足を運ぶと、すでに参加者の熱気が溢れていました。
入場受付時間の間近になると、続々と応援の方々の姿も見え、閑静なキャンパスが少しずつにぎやかになっていきました。

開会式が始まる前のオープニングでは、地元で活動するキッズチアスクールチーム「NISHINOMIYA STORKS」によるチアダンス発表で会場が盛り上がりました。

オープニングの発表が終わると、読売テレビアナウンサーの尾山憲一さんによる進行で開会式がスタート。
まずはWRO国際委員であり特別共同開催協力をする株式会社アフレル代表取締役社長 小林靖英と、WRO Japan本部実行委員会名誉会長で西宮市の石井登志郎市長による開会の挨拶が行われました。
続いて登壇したNPO法人 WRO Japanの山口俊治理事長は、「これからの教育は時代と社会をすみ分けながら能動的に力を生み出していく力が重要である。」というWRO Japan実行委員会名誉実行委員長である安西祐一郎氏の言葉を紹介し、日本代表として選出された場合は「英語がスタンダードとなる国際大会で、世界に日本のパワーを示そう!」と選手たちを鼓舞しました。

開会式の最後には、参加選手による選手宣誓が行われ、その後、競技委員長を務める神奈川工科大学 創造工学部の吉野和芳教授によるルールの説明が行われました。
そして、いよいよ「サプライズルール」が発表されます。

「サプライズルール」とは当日の朝に発表される特別なルールで、大会当日までの準備力の他に応用力が試されるものです。
ステージ上でサプライズルールが発表された後に各チームのリーダーが集められ、サプライズルールについて説明があります。
組立スタートの合図が出されると、選手たちの顔つきはさきほどまでの楽しむ様子から、真剣な顔つきに一転しました。

競技が開始するまでに、まずは競技で使用するロボットを組み立て、車検をクリアしなければいけません。選手たちは納得のいくロボットとプログラムになるまで何度も試走を繰り返し、本番に向けて準備を進めます。

車検が終了すると、ついに競技が開始。
審判の合図とともに会場では歓喜や落胆の声が聞こえ、選手たちは熱戦を繰り広げていました。

各カテゴリーの様子は以下よりご覧ください。

レギュラーカテゴリー

レギュラーカテゴリーとは?
毎年異なるテーマに沿ったミッションに対して自立型ロボットを使ってクリアする競技で、ミッションのクリアポイントとゴールまでのスピードを競います。ロボットを作るために大事なライントレースや色の判断、つかむ機能といった基本技術を用いて、初学者を対象としたミドル競技と、小学生(エレメンタリー)・中学生(ジュニア)・高校生(シニア)部門ごとに異なる課題が設定され、難易度の高い国際ルールで行われるエキスパート競技の2つの競技が行われます。
このエキスパート競技では、ミッションをクリアするための戦略とロボットの機構や制御プログラムの開発技術が求められるだけでなく、当日発表されるサプライズルールに対応する必要があり、また、高校生(シニア)が参加する部門では競技結果のみならず、開発や活動のプロセスも評価の対象となります。

競技ルールはこちら

【ミドル競技】 色を読み取りながら正しくオブジェクトを運び入れ、ゴールを目指す!

【エキスパート競技】小学生(エレメンタリー)部門 「乗客とバッテリーを目的地まで運べ!」

【エキスパート競技】中学生(ジュニア)部門 「電球をスマートライトに置き換えよ!」

【エキスパート競技】高校生(シニア)部門 「光ネットワークを確立せよ!」

【エキスパート競技】高校生(シニア)部門 プレゼン発表

競技結果の他に開発や活動のプロセスも評価の対象となる【エキスパート競技】高校生(シニア)部門のプレゼン発表の様子をお伝えします。
高校生(シニア)部門参加の計31チームが競技終了後にプレゼン発表を行いました。参加チームの活動の様子やロボットの特徴、競技への工夫点などがわかるこのプレゼン発表では、決められた時間の中で審査員に対してプレゼン発表を行うため、緊張しているチームもいれば審査員からの質問に対して堂々と答えるチーム、掲示資料(A3サイズの用紙3枚まで)のわかりやすさや見やすさに長けているチームなど各チームによって特徴や違いが見られました。

プレゼン発表の様子

オープンカテゴリー

オープンカテゴリーとは?
社会問題を解決するロボットの制作がテーマで、大会当日は、2m×2m×2m(幅×奥行×高さ)のブースに設置するロボットやポスターなどの展示物、審査員に向けてのデモンストレーションやプレゼンテーション(国際大会では英語による)等によって審査されます。
2019年は「SMART Cities」をテーマに、先端技術を用いて環境に配慮し、様々なサービスを管理しながら人々の生活の質を高め、継続的な経済発展を目的とした新しい都市をつくるといった課題でした。

今回は、WRO Japan 2019決勝大会の会場で、オープンカテゴリーに出場した15チームの内、8チームにインタビューを行いました。

競技ルールはこちら

大会結果

結果として、「第16回 WRO Japan決勝大会 in 西宮」で競技に挑んだ150チームの中から、優秀な成績を収めた12チームが日本代表として選出されました。
みなさん、おめでとうございます!

日本代表チームは11月8日(金)~10日(日)にハンガリー・ジェールで実施されるWRO国際大会の「World Robot Olympiad International Final 2019」へ出場します。

日本代表チーム一覧は以下の「大会結果の詳細はこちら」よりご確認ください。

大会へご参加されたチームのみなさま、お疲れ様でした!

メディア掲載実績

◆リセマム 2019/8/26
 WROハンガリー国際大会、出場の日本代表12チームが決定
 https://resemom.jp/article/2019/08/26/52120.html

◆ICT教育ニュース 2019/8/26
 「第16回 WRO Japan決勝大会」国際ロボコンWRO日本代表 12チームが決定
 https://ict-enews.net/2019/08/26wro/

◆BCN+R 2019/8/27
 小中高校生のロボコン、WRO Japan 決勝大会in西宮開催、ハンガリー大会進出チーム決まる
 https://www.bcnretail.com/market/detail/20190827_133583.html

◆impress Watch 2019/8/25
 国際ロボット競技会 WRO 2019 ハンガリーでの国際大会に挑戦する小中高生チームが決定!――第16回 WRO Japan 決勝大会 結果発表
 https://www.watch.impress.co.jp/kodomo_it/news/1203255.html

◆読売新聞オンライン 2019/8/26
 ロボット競技 熱視線 西宮・関学大
 https://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20190825-OYTNT50159/

大会概要

大会名:第16回 WRO Japan 決勝大会 in 西宮
開催日:2019年8月25日(日)
会場:関西学院大学 西宮上ヶ原キャンパス 総合体育館(兵庫県西宮市上ヶ原一番町 1-155)
競技内容:レギュラーカテゴリー(エキスパート、ミドル)  / オープンカテゴリー
主催:NPO法人WRO Japan / 第16回WRO Japan決勝大会 in 西宮 実行委員会
企画運営:WRO Japan本部実行委員会
特別協力:関西学院大学
後援:西宮市
URL:https://www.wroj.org/2019/final-2019/

■大会で使用しているロボットについて

教育版レゴ® マインドストーム® EV3

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