第16回 WRO Japan決勝大会 in 西宮

インタビュー「アーンジー2」

部門:シニア部門
チーム名:アーンジー2
タイトル:AGRS
メンバー:【選手】中島康貴さん(高校2年)、山内渓大さん(高校2年)、三澤智史さん(高校2年)
【コーチ】武藤隆先生

ごみが溜まると自動でごみ袋を密閉・廃棄し、新しいごみ袋の装填が可能な「自動ごみ箱」と、ベルトコンベア上でごみ袋の分別をする処理システムです。

■選手へインタビュー

大会当日、数回行われる審査の合間に、選手の皆さんへ「今感じていること」や「大会への意気込み」などインタビューしました。

Q:決勝大会の会場に来てどんな気持ちですか?
A:最初は緊張しましたが、今は楽しいです。プレゼンを始めるといろんな人が話を聞こうと近づいてきてくれるので、自分の意見を伝える楽しさや喜びを感じています。

Q:今大会の作品づくりにいつから取り組んでいますか?
A:構想に1ヵ月、ゴミ箱制作に1ヵ月、ベルトコンベア制作に1ヵ月かけました。6月から始めましたが、じっくり取り組んだのは7月中旬からです。構想の段階では、ホワイトボードにアイディアを全て書き出して、その中で掘り下げるものにチェックマークをつけていきました。

Q:作品を作るにあたり、このテーマを選んだ理由を教えてください。
A:最初はスマートシティというテーマに合わせて「街全体」を作ろうとしたのですが、そうすると一つ一つが大雑把になってしまうため、そのアイディアのうちの一つを掘り下げました。ホワイトボードに友人が書いたゴミ箱のキャラクターを見て「これだ!」とピンと来て今回のテーマをゴミ問題にしようと決めました。

■コーチへインタビュー

コーチである武藤先生にも大会や選手の様子についてお話を伺いました。

WROに参加して感じる選手の成長

オープンカテゴリーには今回が初出場のチームですが、初めてとは思えないほど堂々とプレゼンをする選手の皆さん。そんな選手達の成長についてコーチの武藤先生は「自主的にポスターを作るなどの積極性が見られたところに成長を感じました。」と話しました。
WROのオープンカテゴリーはプレゼンも審査の対象になっているため「『自分の言葉で他人に伝える力』や『相手に合わせたプレゼンをする力』が身につく」と実感されたようです。

指導の鍵は「自主性」

「基本的には生徒達が自主的に解決するよう勧めています。」と語る武藤先生。実際、先生の元へ質問に来ることは少なく、チーム内で解決することが多かったそうです。
先生は、今後について「オープンカテゴリーのような発表の場を通して、内向的な生徒にエネルギーを外へ発散し、自らの想いを発信してほしいと思っています。」と話しました。