WRO

世界の小中高生による国際ロボット競技会

WRO(正式名称World Robot Olympiad)はロボットを活用した教育的なコンテストで、世界約75の国・地域から28,000を超える小中高生のチームが参加し、2004年の開催より回を重ねるごとに国際的な盛り上がりを増しています。レゴ® の自立型ロボットによる制御技術を競うカテゴリー、ロボットを使ったソリューションを企画・開発・プレゼンを披露するカテゴリーなど4部門で実施されています。

競技カテゴリー

ROBO MISSION
部門
エレメンタリー、ジュニア、シニア

ロボミッションは、コース上の課題をクリアする自律型ロボットによる競技で、クリアポイントとそのスピードを競います。課題攻略に向けたロボットの機構や制御プログラムの開発技術が求められます。

競技ルールについては、WROページよりご確認ください。

※ 2021年までのレギュラー・カテゴリーがROBO MISSIONに改訂されました

ROBO SPORTS

スポーツをテーマとした対戦型競技です。詳細は以下ジェネラルルールをご確認ください。

競技ルールについては、WROページよりご確認ください。

※ 2021年までのFoot ballカテゴリーがROBO SPORTSに改訂されました

FUTURE INNOVATORS
部門
エレメンタリー、ジュニア、シニア
発表ブースサイズ
2×2×2m (国際大会規格)

FUTURE INNOVATORS(フューチャー・イノベーターズ)は、テーマに沿ってロボットを活用したシステムでのソリューションを企画開発・プレゼンします。entrepreneurship(アントレプレナーシップ 起業家的行動能力)、Innovative(イノベーティブ 革新的)であることが求められます。

競技ルールについては、WROページよりご確認ください。

※ 2021年までのオープン・カテゴリーがFUTURE INNOVATORSに改訂されました

FUTURE ENGINEERS

FUTURE ENGINEERS(フューチャー・エンジニアズ)は、自律型ロボットによる自動走行システムを開発し、規定フィールドを障害物を避けながら周回するAI技術を用いた競技です。

競技ルールについては、WROページよりご確認ください。

※ FUTURE ENGINEERSは2021年パイロット競技、2022年より正式競技となります

参加者の声

WRO参加の継続が、自信と目的意識を育む

福岡舞鶴高等学校 武田先生

文科部には多くない、
試合に参加できるチャンス

技術情報部の活動として2007年からWROに参加しています。文科系の部活動で試合に参加できるチャンスは多くありません。WROへの参加はとても貴重な体験になります。課題をクリアするためには、トライ&エラーの繰り返すので、忍耐力や精神力がついていきます。そして自分の思い通りに動いた時の達成感はたまりません。またチームで参加することでチームワークやリーダーシップなど人間関係における様々な要素を高める効果があると考えます。

教科の学習意欲と、部活動の目的意識

さらに、英語や数学といった教科の学習にも影響を及ぼします。例えば、毎年1月に発表される課題は英語版。必要性を感じ勉強するきっかけになります。またライントレースのプログラム作成にはPID制御を利用しますが、DおよびI制御で微分積分の概念が修得でき、数学を学ぶ目的がわかります。WRO参加を重ねることで確実に変わったことは、頑張れば全国大会や国際大会に行けるという自信と、そこを目指して活動しているんだという目的意識です。

大会レポート