2018年11月16日~18日の3日間、WRO2018国際大会がタイのチェンマイで開催され、
世界65か国から484チームが参加し、熱戦が繰り広げられました。
2018年の大会テーマは「FOOD MATTERS(食糧問題)」。
日本からは小学生から大学生まで、17チーム60名が参加し、各カテゴリーにチャレンジしました。
会場では様々な言語が飛び交い、熱気溢れる戦いと交流が見られました。
WROは毎年世界各国で開催され、今年はタイのチェンマイにて開催されました。チェンマイは首都バンコクに続く第2の都市「北方のバラ」と称される美しい古都です。
会場はチェンマイ国際エキシビション&コンベンションセンター。国際会議でも使用される格式高い会場です。
大会の初日、タイ現代舞踊が披露された開会式。
格式高い会場と参加チームの熱気とが織りなす雰囲気は独特なものを感じさせました。
その後、各国の選手が国旗を持ってステージへ。これだけの国旗が一斉に乱舞する姿を見られるのも国際大会ならではの風景です。
小・中・高の3部門にて開催されます。
食料問題になぞらえた競技コースで、与えられたミッションをいかに早く、正確にこなすかを競います。
当日は1日ごとにサプライズルールが出され、時間内でサプライズルール攻略に挑みます。
競技は2日間行われ、1日目のベストスコア、2日目のベストスコアの合計スコアで順位が決まります。
今年のテーマは「FOOD MATTERS(食糧問題) 」を解決することです。
各チーム、テーマを研究し、テーマに沿ったロボットを自由に製作します。会場では、小・中・高の3部門に分かれ、指定されたブースに、製作したロボットと掲示物を展示します。
審査員が各チームのブースへ回り、プレゼンテーションとロボットデモンストレーション(5分)、質疑応答(5分)によって審査され、総合得点で順位が決まります。
ARC部門は、昨年に引き続き、ロボット版のテトリス® ゲームのような競技です。
自作した自律型のロボットで、コース内に置かれたテトラキューブと呼ばれる色付きのブロックを取り、直立した長方形の箱にテトラキューブを積み重ねていきます。
フィールド内に置かれたテトラキューブを、どのような方法で取るか各チームが考え、高得点獲得を目指しロボット制御を競い合います。競技は2日間行われ、2日目に上位16チームが競技を行い優勝チームが決まります。
WROフットボールは、海外を中心に広がっている競技です。
スポーツのサッカー同様のルールで、 2台のロボットが1チームとなり、専用ボールを追いかけながら対戦します。対戦する自立型ロボットは規定のモデルのため、どのように2台のロボットを連携させて挑むか、プログラミングで工夫を凝らしていました。競技は2日間行われました。リーグ形式で上位16チームを決め、16チームのトーナメント形式で優勝チームを決定します。
今年初めて、「WeDo レギュラーカテゴリー」のエキシビジョン国際大会が開催されました。
食べ物問題「フルーツを集めて、種類に分けよう」がテーマの競技ルール。 6歳から10歳までの、2~3人がチームとなり、レゴ® WeDo2.0を使い、指定の課題解決に挑戦しました。
競技は2回行われ、高得点で順位を決定します。
会場には、LEGO EducationやPITSCO Educationなど、WRO国際大会の各種スポンサー企業のブースが設けられています。LEGO Educationのブースでは、子どもたちが白のレゴブロックだけで宮殿を作ったり、アーケードゲームを彷彿させるゲームが登場していました。PITSCO Education のブースでは、TETRIXを使った様々な組み立てモデルなどが展示されており、来場者も多様なブースで情報収集をしたり、体験をして楽しんでいました。
3日間のチャレンジが終了し、子どもたちの充実した姿や笑顔が見られた閉会式。表彰式では各カテゴリーの3位までがステージに上がり表彰されます。
その一方では、来年のWROに向けての作戦会議?でしょうか。床に座り、ロボットを囲んでるチームの姿もあちこちで見受けられました。
今回日本チームは残念ながらステージに上がることはできませんでしたが、6チームが入賞する大活躍でした。
来年、2019年国際大会はハンガリーで開催されます。
テーマは「SMART cities」。
ハンガリーはみなさんが一度は遊んだことがあるだろう「ルービックキューブ」の発祥の国です。
ハンガリーでも日本チームの活躍がたくさんみられることを楽しみにしています。
WRO2018国際大会チームJapanのみなさま。お疲れ様でした!感動をありがとうございました!
新奈良県立奈良高等学校、奈良県立郡山高等学校
チーム「Analizer λ」
愛媛県立八幡浜工業高等学校
チーム「YTHS Rose Garden」
世田谷区立中丸小学校・横浜国立大学教育学部附属横浜小学校
チーム「Candy Samurai」
追手門学院大手前中学校
チーム「Otemon Quest」
追手門学院大手前高等学校
チーム「Otemon Challenger」
神奈川工科大学
チーム「KAIT Strangers」
【写真提供元:WRO Japan】