部門: | エレメンタリー部門 |
チーム名: | N&N Travelers |
タイトル: | 代わりに旅行に行くロボット「エージェント」 |
メンバー: | 【選手】西山昴毅さん(小学5年)、野畑優真さん(小学5年) 【コーチ】三田幸宙さん |
モノがつかめる・ハンドサインができる・自由に移動できる・カメラで現地のモノを見たりコミュニケーションが取れるという機能を搭載したロボットを世界中の学校に配備し、好きな場所からインターネットを経由して「体験」授業を受けられます。
■選手へインタビュー
大会当日、数回行われる審査の合間に、選手の皆さんへ「今感じていること」や「大会への意気込み」などインタビューしました。
Q:決勝大会の会場に来てどんな気持ちですか?
A:前の年まではレギュラーカテゴリーに参加していたけど、コースを走るロボットじゃなくて、好きなものが作りたかったからオープンカテゴリーに出場することに決めました!今は「ついにここに来た!」という気持ちです。
Q:いつから作品づくりに取り掛かりましたか?
A:このロボットを作り始めたのは、6月からです。 実はその前に全然違うロボットを作っていて、これで3代目なんです。
Q:どうして“自分の分身になって海外に行くロボット”を作ろうと思ったのですか?
A:自分たちが海外にとても興味があって行きたかったからです。海外の人とコミュニケーションが取れるように、人間らしさを重視しました。指が5本別々に動くのでハンドサインもできます!また、頭の部分にタブレットを付けていてビデオ通話にすれば話すこともできるんです。
彼らは今後、このロボットをより人間に近づけるために、話している人と目線の合う昇降式のロボットにしたいと話していました。
■コーチへインタビュー
コーチである三田幸宙さんにも大会や選手の様子についてお話を伺いました。
WROに参加して感じる選手の成長
三田コーチは、ロボットの動画コンテストに応募している様子をみて、「彼らはアイディアが豊富なので、レギュラーカテゴリーよりもオープンカテゴリーに出ることで楽しいものを作れるのではないか」と考えたそうです。
選手たちは、自分が作ったロボットを人に伝えるという経験を通して、話す内容を工夫したり魅せ方を考えたりなど、物事を多角的に考えられるようになったと言います。
選手の想いを大切にし、掘り下げる手伝いをする
三田コーチは、選手の想いを大切にしたいと話しました。出てきたアイディアに対して「こういう事でしょ?」と言い換えて話すことはせず、彼らが何を魅力と思っていて審査員に何を伝えたいのか意識するように声掛けをしたそうです。
今後について質問したところ、「彼らの湧き出すアイディアに技術力が追い付いていないので、今後は技術面での成長にも期待したい」と話しました。