レゴ® エデュケーションは、先生方がSTEM (Science, Technology, Engineering, Math)科目に注いでいる
情熱と努力に敬意を表し、LEGO® Education Teacher Award を開催いたします。
一人ひとりの先生の情熱によって、生徒たちが夢中になる楽しい授業を作り、次世代のエンジニアや科学者を育てています。
LEGO® Education Teacher Awardは、世界中の小・中・高等学校で行われている、革新的な教育を推進するためのコンテストです。
日本の他、アメリカ、イギリス、オーストラリア、ロシア、中国、韓国など19カ国で同コンテストが開催され、
各国で選出された先生が米国ボストンに集結し、レゴ®エデュケーションシンポジウムが実施されます。
レゴ エデュケーションのロボットプログラミング教材を活用した、創造的で独創性、インスピレーション豊かな授業のアイデアをご応募ください。
テーマ |
STEM教育の実践 科学(理科)・技術・工学・数学(算数)に重点を置いた理数系人材育成 |
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参加資格 |
小学校、中学校、高校の先生(専門科目は問いません) |
使用教材 |
「レゴ エデュケーションのロボットプログラミング教材」を使った内容であること |
スケジュール |
応募期間:2018/1/15(月)~ 2018/3/25(日) |
シンポジウム |
2018/6/5(火)~7(木) ※開催地:ボストン(アメリカ) |
*応募作品は日本語または英語どちらでも可。
最優秀賞 2名
日本代表に選出(受賞)された先生方を、2018/6/5(火)~7(木)にアメリカ・ボストンで開催されるレゴ®エデュケーションシンポジウムにご招待し、同じ目標を持った各国の先生方とアイデアを共有していただきます。 また、タフツ大学のエンジニアリング教育&アウトリーチセンターで刺激を受けていただける素晴らしい機会です。
*シンポジウムでの発表、発表資料はすべて英語にてお願いいたします。
英語での発表については、サポート対応もございますので、ご相談ください。
*シンポジウムには、レゴ エデュケーションジャパンと(株)アフレルのメンバーが随行いたします。
*発表者の、日本-米国の往復旅費、宿泊費、食事代は主催者により提供されます。詳細は公式ルールにてご確認ください
■Tufts STEM Education Conference
■タフツ大学 CEEO
宮本 英昭
東京大学大学院工学系研究科教授
1995年東京大学理学部卒、2000年博士(理学)取得。2002年アリゾナ大学月惑星研究所客員研究員、2006年東京大学総合研究博物館准教授などを経て、2016年より東京大学大学院工学系研究科教授。米国Planetary Science Institute上級連携研究員やJAXA宇宙科学研究所客員教授なども兼任。専門は惑星科学。
小惑星探査機はやぶさ、はやぶさ2、火星衛星探査計画などに共同研究者として参画。
今井 亜湖
国立大学法人岐阜大学教育学部 准教授
岐阜大学教育学部卒業、岐阜大学大学院教育学研究科修了、大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了、博士(人間科学)取得。早稲田大学人間科学部助手を経て、2004年より現職。専門は教育工学。学校・課外活動におけるロボット制作やプログラミング活動、教員養成課程におけるプログラミング教育を対象とした研究等に従事。
鷲崎 弘宜
早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所所長・教授、国立情報学研究所 客員教授、株式会社システム情報 取締役(監査等委員)
プログラミング学習環境の調査とルーブリック策定を進めるプロジェクト G7プログラミングラーニングサミット実行委員会会長, 文科省社会人教育事業enPiT-Proスマートエスイー事業責任者, 法務省法制審議会戸籍部会幹事,ETロボコン審査アドバイザ, 日本ソフトウェア科学会理事, NPOトップエスイー教育センター理事。
石戸 奈々子
NPO法人CANVAS理事長
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授
東京大学工学部卒業後、マサチューセッツ工科大学メディアラボ客員研究員を経て、子ども向け創造・表現活動を推進する NPO「CANVAS」を設立。これまでに開催したワークショップは3000回、約50万人の子どもたちが参加。
慶應義塾大学准教授、総務省情報通信審議会委員などを兼務。
大木 宏昭
株式会社 富士通ラーニングメディア
ナレッジサービス事業本部
第一ラーニングサービス部
プロジェクト部長
システムエンジニアとして都市銀行のシステム構築に従事し、三行統合のプロジェクトなどに携わる。
その後、現職にて、プロジェクトマネジメントやヒューマンスキルに関する人材育成サービスを提供。
2017年に富士通グループ発の子ども向けプログラミングスクールF@IT Kids Club(ファイトキッズクラブ)を立上げ、全国展開中である。
須藤 みゆき
レゴ エデュケーション 日本代表
(統括審査員)
2007年レゴジャパン株式会社入社。セールス&マーケティング マネージャーを経て2010年よりレゴ エデュケーション 日本代表。レゴブロックを学びのツールとして未就学児から大人まで幅広く浸透させる。教育版レゴ マインドストームやWeDo2.0をプログラミング教材のパイオニアとして国内の教育機関に展開。
世界約60の国と地域で5万以上、国内6千以上の教育機関で採用されている。
小林 靖英
株式会社アフレル代表取締役
(統括審査員)
システムエンジニア歴20年。
21世紀からは教育支援事業と多くのロボコン企画運営を手がける。
ロボットによる教育とトレーニング効果の見える化と、産学官連携での地域人材・高度人材育成を推進している。
WRO(World Robot Olympiad)国際委員/NPO)WRO Japan理事、ETロボコン本部共同企画委員長、子どもプログラミングサミット主催委員、情報処理学会会員
*革新的な教育実践
*教育に対する情熱と、STEM 教育コミュニティへの継続的な貢献
*シンポジウムで発表するプレゼンテーションの可能性と質
本コンテストでは、これからの新しい時代をつくる、未来に向かう授業を考えたいと思います。
未来をつくる「プログラミング教育」「STEM教育」の新しい実践事例に、情熱をもって取り組んでいる先生たちのご応募をお待ちしております。
日本で初開催となる今年は、情熱をもって取り組まてれいる12名の先生方から、レゴ エデュケーションのロボットプログラミング教材を活用した、創造的で独創性な取り組みの内容のご応募があり、誠にありがとうございました。
受賞された2名の先生方には、6/5~7にアメリカ ボストンで開催される、「LEGO® Education Symposium」にて、取り組み内容を発表いただきます。「LEGO® Education Symposium」の様子は、後日公開予定です。
神奈川大学附属中・高等学校
小林 道夫先生
対象学年 : 高校2年生
使用教材 : レゴ マインドストーム
【発表概要】
宇宙エレベーターをテーマとしたPBL
(Project Based Learning)の提案と実践。
宇宙への興味や関心を持たせ、宇宙エレベーターロボットの開発を通して構造やセンサの働き、プログラムの重要性を学ぶだけではなく、問題解決のプロセスが見えるところに特徴がある。
授業では宇宙開発の現状と課題についての講義を行い解決策等を討議する。次にEV3を使って宇宙エレベーターロボットを制作し昇降実験を行う。
【審査コメント】
ロボットなどのものありきではなく、学びのプロセスが丁寧に実践されていることが拝見できました。
「宇宙エレベーター」というユニークな題材から、STEM教育の広がりと未来に向けた期待を感じることができました。
筑波大学附属小学校
鷲見 辰美先生
対象学年 : 小学校1年生
使用教材 : レゴ WeDo2.0
【発表概要】
場当たり的な取り組みが多い低学年で、論理的な思考の育成は難しい。しかし、WeDo2.0を使えば、楽しみながら論理的な思考を育てていくことができると考えた。自分たちで好きな動物を作ることで興味関心を高める。そして、それらの生き物がえさをとり、元の場所に帰ってくるプログラムを考える。単純なだけに多様なプログラムが考えられ、目標達成もしやすい。主体的に試行錯誤する姿が見られ、論理的思考の育成ができた。
【審査コメント】
写真の様子からも子どもたちが熱中して取り組んでる姿が見て取れ、小学1年生の多様な子が多い中で、授業内容を工夫されていることに審査員一同魅了されました。また、子どもたちが面白い作品を生み出していることからも、創造力を伸ばす授業だと評価いたしました。
日本では今回が初めての取り組みとなり、審査員一同大きな期待を胸に審査日を迎えました。
今回の審査のポイントは、これからの新しい時代をつくる、未来に向かう「プログラミング教育」「STEM教育」の新しいアイデア。情熱をもって取り組んでいる先生方より12の応募がありました。
どの授業案も児童・生徒の可能性をいかに引き出していけるかにしっかりと主眼をおき、地域連携での活動、学習指導要領の教科に合わせた授業実践、身近な問題・将来起こりうる問題を探求・解決する課題設定など様々なアプローチからSTEM教育が展開されていました。
期待もあった「革新的な」教育実践については、チャレンジ度合いに総じて不足感が見られ高評価とまではなりませんでしたが、未来の授業への可能性は大いに見て取れることができ、応募いただいた実践の今後の展開が非常に楽しみです。
ご応募いただき、誠にありがとうございました。
レゴ本社(LEGO System A/S)
株式会社アフレル
レゴエデュケーション
TEL:03-6234-1808
URL: http://www.LEGOeducation.jp
株式会社アフレル
TEL:0776-25-0303
URL:https://afrel.co.jp/