2018年4月17日

  • ロボコン/イベント

【日本初開催】LEGOR Education Teacher Award Japan 2018 熱い議論の末、受賞者2名が決定!

~6月米国ボストンにて革新的な教育実践内容を発表~

レゴ エデュケーション(本社:デンマーク)と株式会社アフレル(本社:福井県福井市、レゴ エデュケーション正規代理店)は、STEM(Science, Technology, Engineering, Math)教育に携わる先生方を対象とした「LEGO® Education Teacher Award 2018」(以下、「本コンテスト」)を日本で初開催し、4月5日(木)審査会における熱い議論の末、最優秀賞の2名が決定いたしました。(https://afrel.co.jp/teacher-award2018)

審査結果

日本で初開催となった今年は、12名の先生方からレゴ エデュケーションのロボットプログラミング教材を活用した、創造的で独創性あふれる取り組み内容のご応募がありました。最優秀賞は、神奈川大学附属中・高等学校 小林 道夫(こばやし みちお)先生と、筑波大学附属小学校 鷲見 辰美(すみ たつみ)先生のお二方です。

受賞された先生方には、6月5日(火)~7日(木)アメリカ ボストンにて開催される、「LEGO® Education Symposium」にて、革新的な教育実践内容を発表いただきます。「LEGO® Education Symposium」の様子は、後日公開予定です。

審査会の様子

4月3日(火)に行われた審査会では、さまざまな分野で活躍される審査員の皆さまが、審査項目である「革新的な教育実践」、「教育に対する情熱と、STEM 教育コミュニティへの継続的な貢献」、「シンポジウムで発表するプレゼンテーションの可能性と質」の視点で採点し、熱い議論を繰り広げました。また、審査会の後には記者の方々を交えて「未来の学びを考える座談会」が実施され、これからの新しい時代をつくる、未来に向かう授業について考える時間を設けました。かつての教育現場では、先生が「わからないこと、間違ったこと」を言ってはいけないという雰囲気があったが、未来の学びについては、先生のわからないことがあっても良く、新しい課題があれば先生と子供たちが一緒になって取り組み、解決していく学びの方法があってもいいはず。少しだけ制約を作ったうえで、子供たちに必要最低限のスキルを教え、学びたいことを意のままに学び、自由な発想や発見を元に、「実際に取り組んでみること=実践してみること」を大事にしてほしい。教科の学びだけではなく、横断的な学びを深め、広めることで、学んだことを自身の生活で活かし、世界が広がっていくことを期待したい。そのためには、出口の学びが変わっていくことも重要になってくるだろう。そして、「何事にも取り組みやすい=実践しやすい環境」を整えることも必要で、教育現場だけではなく、産学官連携で環境をつくっていくことが大切だ、と未来に期待を寄せた情熱的な座談会となりました。

LEGO® Education Teacher Award Japan 2018 主催者による総評

審査員一同大きな期待を胸に審査会を迎えました。今回の審査ポイントは、これからの新しい時代をつくる、未来に向かう「プログラミング教育」「STEM教育」の新しいアイデア。情熱をもって取り組んでいる先生方より12の応募がありました。どの授業案も児童・生徒の可能性をいかに引き出していけるかにしっかりと主眼が置かれ、その中で地域連携での活動、学習指導要領の教科に合わせた授業実践、身近な問題・将来起こりうる問題を探求・解決する課題設定など様々なアプローチがありました。「革新的な」教育実践のポイントについては、更なるチャレンジに期待して今回は高評価には至りませんでしたが、未来の授業への可能性は大いに見て取れることができ今後が非常に楽しみです。

LEGO® Education Teacher Awardとは

世界中の小・中・高等学校で行われている、革新的な教育を推進するためのコンテストです。日本の他に、アメリカ、イギリス、オーストラリア、ロシア、中国、韓国など19カ国で同コンテストが開催され、各国で選出された先生がアメリカ、ボストンに集結し、レゴ®エデュケーション シンポジウムが実施されます。

アフレル特設ページ
https://afrel.co.jp/teacher-award2018
レゴエデュケーション特設ページ
https://education.lego.com/ja-jp/events/2018-teacher-award