2018年4月25日

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(新)TETRIXをEV3ソフトウェアで動かすには-エンコーダ付きDCモーターを動かす(2018/1~)

EV3ソフトウェアでTETRIXのDCモーターを、角度や回転数を指定して制御する方法を紹介します。

 

ここで紹介する内容は、仕様変更後のTETRIX MAX DC Motor Expansion Controller(商品型番:PI-W44354)とTETRIX TorqueNADOモーター(商品型番:PI-W44260)を使用したものです。
仕様変更前のDCモーターコントローラー(商品型番:PI-W34303)とDCギアモーター(商品型番:PI-W39530)を使用する場合はこちらをご覧ください
仕様変更前後の製品についてはこちらをご覧ください

 

なお、EV3ソフトウェアにTETRIX用のプログラミングブロックを追加していない場合は、こちらから追加してください。
また、DCモーターの基本的な制御方法(エンコーダを使用しない)はこちらをご覧ください。

 

EV3ソフトウェアでTETRIXのDCモーターを動かすには、「TETRIX MAX DC Motor」ブロックを使用します。

 

 

    

 

DCモーターを、角度や回転数を指定して制御するには、「Move→Degrees」モード、「Move→Rotations」モード、「Move→Encoder Position」モード、「Operation→Reset Encoder(s)」モードを使用します。

 

各モードのパラメーターと使用例は以下のとおりです。
(DCモーターの基本的な制御方法(こちら)と共通のパラメーターは説明を省略します。)

 

 

◯Move→Degreesモード
角度を指定して回転させます。

Turn for Degrees回転角度を指定します。

 

下図のようなプログラムの場合、DCモーターはプラス方向に720度回転後1秒待機し、マイナス方向に360度回転します。

 

 

◯Move→Rotations sモード
回転数を指定して回転させます。

Turn for Rotations回転数を指定します。

 

下図のようなプログラムの場合、DCモーターはプラス方向に3回転後1秒待機し、マイナス方向に2回転します。

 

 

◯Move→Encoder Positionモード
指定したポジションまで回転させます。(サーボモーターのように制御します。)

Turn to Encoder Valueどの位置まで回転させるか指定します。
単位は1/4度です。(360度の位置=1440を指定)
例えば、現在地(エンコーダの値)が80のとき360を指定すると、プラス方向に280(70度)回転します。

 

 

◯Operation→Reset Encoder(s)モード
エンコーダの値をリセットします。

Encoderリセットするエンコーダが接続されているチャンネルを指定します。

 

下図のようなプログラムの場合、DCモーターはプラス方向に720(180度)の位置まで回転後1秒待機し、1080(270度)の位置まで回転します。

 

 

(2018/03/29現在)

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