WRO Friendship Invitational Tournament レポート

2019年8月1日~4日の4日間、「WRO Friendship Invitational Tournament」(以下、WROフレンドシップ)がデンマークにて開催され、世界33か国から157チームが参加し、熱戦が繰り広げられました。日本からは小学生から高校生まで、コーチを含め10名が参加し、各カテゴリーに挑戦しました。

日本参加チーム

レギュラーカテゴリー

■小学生部門 RITS-BOT
■中学生部門 ROBO CRAFTERs
■高校生部門 RobotiCians

大会の様子

WROフレンドシップは、WRO(World Robot Olympiad)が主催し、より多くのこどもや学生に国際的なイベントへ参加する機会を提供することを目的に2018年にフィリピンで初めて開催されました。2回目の開催となる今年は、デンマークのオーフスで開催され、新しい競技形式やルールの導入、各国の参加者が交流できるイベントなどが行われました。

レゴ発祥の地、デンマークのビルンにて「レゴランド」訪問

開催地の一つであるデンマークのビルンはレゴが生まれた街で、レゴランドを訪れた選手たちは、2000万個のレゴブロックで作られたMinilandや沢山のアトラクション、ショーを満喫しました。

参加国の国旗が勢ぞろいした「開会式」

開会式は、デンマークで有名な観光地の一つ、オーフスにあるチボリ公園で行われました。各国の国旗を掲げて代表選手が入場、ずらりと並んだ国旗に大会の雰囲気も高まります。いよいよWROフレンドシップの始まりです。

たくさんの参加者と友好を深める「フレンドシップ チャレンジ」

開会式の後は、チボリ公園内で「フレンドシップ チャレンジ」が行われました。国も年齢も違う参加者同士でチームをつくり、SNSを駆使したミッションに取り組みながら、アミューズメントを満喫しました。たくさんの選手たちが、自分から積極的に行動し、身振り手振りで思いを伝えながら楽しく交流している姿か見受けられました。

部門ごとに競技実施!当日にルールが追加される「レギュラーカテゴリー」

会場では、競技ルールへ新たなルールの追加が発表されました。選手たちは、既に作成したプログラムを書き換えながら、競技時間まで黙々と練習を繰り返します。競技は3回行われ、最も点数の高い競技で順位が決まります。

前日と全く異なるルールに挑戦する「セカンドデイ チャレンジ」

「セカンドデイ チャレンジ」では、前日に使用した競技フィールドを用いて、当初の競技ルールとは全く異なるルールで競技が行われます。ルールは当日の朝に発表され、各チームは未知の課題に対し創造力を発揮し、試行錯誤しながら、一からプログラムを作り競技に挑みます。

テーマ「スマートシティ」に沿ったアイディアを発表する「オープンカテゴリー」

オープンカテゴリーは、大会テーマの「スマートシティ」について、ロボットを使ったソリューションを企画・開発・プレゼンする競技です。ロボットを考えた背景やどう活用されるか等を、英語でプレゼンテーションします。

日本チームがシニア部門(高校生)で銅メダル受賞

二日間にわたる競技の結果をもとに、各カテゴリー・部門の1位~3位が発表されました。
日本からは、レギュラーカテゴリー・シニア部門(高校生)に参加したチーム「RobotiCians」が銅メダルを獲得しました。さらに、ジュニア部門では4位、エレメンタリー部門では6位という素晴らしい成績で、無事に大会を終えました。

WROフレンドシップの後日談

8月25日(日)に兵庫県西宮市で開催された「WRO Japan 決勝大会」において、今回参加したチームのうち、「ROBO CRAFTERs」はレギュラーカテゴリー/エキスパートのジュニア部門(中学生)にて優勝、「RobotiCians」はレギュラーカテゴリー/エキスパートのシニア部門(高校生)にて3位で表彰され、11月8日(金)~10日(日)にハンガリー・ジェールで開催される国際大会への切符を手にしました!おめでとうございます!

大会概要

大会名:WRO Friendship Invitational Tournament
実施日:2019年8月1日~4日
開催地:デンマーク・オーフス
参加国数:33ヶ国
参加チーム数:157チーム
競技カテゴリー:レギュラーカテゴリー、オープンカテゴリー、WeDoレギュラー・オープンカテゴリー
大会結果:https://www.worldrobotolympiad.de/saison-2019/wro-friendship-invitational
URL: https://wrodanmark.dk/wrofit2019/

大会で使用しているロボットについて

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