開催レポート
ツアーに参加された皆様には、2日間に渡り大会を見学いただきました。
子ども達の真剣な眼差しや全力で取り組む姿、この一瞬に集中する力強さを感じられました。
各国の課題や事情が反映しているチームが多く、深く考えさせられるとともに、その課題を自分たちの考えで解決しようとするマインドと、発想の豊かさに驚かされました。
さすがの高度な制御技術は圧巻です。
状況が見えやすいため、ハラハラドキドキの試合展開でした。
大きなロボットあり、筋電あり、セルフトレーニング研修あり、と技術的にもエンターテイメント的にも多様なブースから情報収集されていました。様々な言語が飛び交い、また時折湧き上がる歓声の中、感動があふれる空間でした。
また、昼食はVIPラウンジにてお召し上がりいただきました。(VIPパスをご用意)
大会会場
開会式/副大統領も参列!
レギュラーカテゴリー(小学生)
レギュラーカテゴリー(中学生)
オープンカテゴリー
オープンカテゴリー
スポンサー企業レゴ社ブース
スポンサー企業ブース
フレンドシップナイト
閉会式
閉会式
コスタリカの文科省にあたるMEP(Ministerio de Educacion Publica)にご協力いただき学校視察をしました。当日は文科省より3名の方にもご同行いただき、国としての教育の取り組みについてもご教示頂きました。
コスタリカの教育
コスタリカは軍事を保有せずGDP約8%にあたる予算を教育に投資し、識字率は97%に上る中米一で教育に熱心な国として有名である
「Colegio Técnico Profesional 」は、文科省管下の中高等工業学校の1つで、日本で中学校にあたる課程を終えた後に職業に特化した教育を行う機関。コスタリカ内に94校あり、学校によって専門性は異なる。
訪問先校:Colegio Técnico Profesional de Santa Ana
コスタリカは軍事を保有せずGDP約8%にあたる予算を教育に投資し、識字率は97%に上る中米一で教育に熱心な国として有名である
*「ネットワーク」はコンピュータテクノロジー全般の意味で、プログラム言語、ハードウェア、オペレーションシステム、データベース等総合的に学ぶもの
見学授業「ロボティックスエデュケーションクラス」
コスタリカは軍事を保有せずGDP約8%にあたる予算を教育に投資し、識字率は97%に上る中米一で教育に熱心な国として有名である
明るく元気な学生たち。工業学校は就職までケアしてもらえる人気の進学先だそう。アテンドいただいた学生達の英語は流暢!4か国語の学習にチャレンジする子も!
ギアの仕組みをレゴのブロックパーツを使い、手を動かしながら体験から学ばせていた。分かりやすい!
2人1組でペアとなり、組立図を使わず、自由に作る。上級生と下級生がペアになり、お互い教えながら課題に取り組む
ロボティクスの授業は学習指導要領で定められた必須教科ではないが、学校が選択し事業を実施することができるので、同校では在校生全員に学ぶ機会が提供されています。
訪問先校:OTILIO ULATEB
見学授業「ロボティクス」
授業は教科書を使わずスライドと動画を中心に説明。先生は生徒と対話を続ける。
組立に、CADソフトを立ち上げて、データを見ながら組み立て。2人1組でパソコンとロボットキットを1台使用
壁にスペイン語で「整理整頓」の文字
公立学校の授業で教科書利用は禁止
学ぶことに集中するよう、1999年から公立で教科書の活用はNGだそう。その分、文科省はオンライン教材や素材を用意し、先生が選んで活用できるようにしている。
逆に、一部の私立学校では教科書を使用しており、学び方に学校の特色を入れるのは、どの国でも同じ課題の様です。
先生の活動を文科省が全面的にバックアップ!
文科省が教材会社やツールメーカーと直接交渉し、教材の一括購入や各学校への展開を対応。
先生からやりたい授業案を文科省に提出。文科省にて選定し、推進するものは文科省がメーカーと直接交渉し一括購入して学校に配布。また、現場の先生は、文科省から提示される教育コンテンツリストを元に選択して利用することもできる。教材同様に追加研修などの企画もすべて文科省が整備。
生徒のキャリアプラン、インターンシップ仲介も文科省が対応
文科省が企業に必要な人材像をヒアリングし、教育プログラムを作成。例えば、ある企業から「技術のことが分かる+ポルトガル語力」が求められた場合、対応するカリキュラムを企画し学校と連携して人材育成を行うそう。その分、企業からの資金、モノ、指導者などの支援を受けることでwin-winの関係にある。
最近は、某外資系企業から中国語とポルトガル語を学んだ人材の育成要請が増えているよう。
快適なご滞在のため、五つ星ホテルを1名様1室利用でご用意、また全お食事つきで手配させていただきました。アフレル及び阪急交通社スタッフが日本より渡航し、旅をサポートをさせていただきました。
宿泊先ホテル
学校視察でたくさんの得るものがありました。
日本で展開している実際の授業レッスンに反映をさせ、今後のロボットプログラミング教育をさらに発展させていけるように進めていきたいと考えております。
本イベントについてのお問い合わせは、下記メールにお願いいたします。
contact@afrel.co.jp