2016年8月19日
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パワーモーターMプログラムのコツ-誤動作を回避する
WeDo 2.0のパワーモーターMを動かしたとき、プログラムで指定したパワーや向きと、一瞬違う動きをすることがあります。
これは、WeDo 2.0が前回パワーモーターMを動かしたときのパワーと向きを覚えていることが原因です。
WeDo 2.0のプログラムは、プログラミングブロック1つ1つの処理速度が遅いため、プログラムの中でパワーや向きを設定する前に、パワーモーターMが前回動かしたときのパワーや向きで動き出してしまうことがあります。
例えば、パワーモーターMを左回りにパワー10で動かしたあとに、下図のプログラムを実行したとします。
パワーモーターMは、最初のブロック(モーター右回転ブロック)が実行された時点で回転しはじめますが、その時点ではまだ2つ目のブロック(モーター出力ブロック)のパワー「5」が設定されていませんので、パワー「10」で一瞬右回転したあと、パワー「5」で右回転するような動きになります。
下図のプログラムの場合は、パワー「5」で一瞬左回転したあと、パワー「5」で右回転するような動きになります。
これを回避するには、下図のように一旦パワーを「0」に設定してから回転方向を設定し、最後にパワーを設定します。
最初のブロックでパワーを「0」に設定しているため、2つ目のブロックで回転方向を設定しても、パワーモーターMが動き始めることはありません。3つ目のブロックでパワーを設定したところで、パワーモーターMは指定された方向とパワーで動き始めます。
このようにすることで、パワーモーターMが予想外の動きをすることを回避できます。