2017年7月20日

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EV3-mruby Bluetooth接続ができない場合

mruby(mruby on ev3rt+tecs)で作成したプログラムをBluetooth通信でPCからEV3へ転送するとき、以下のような状況で接続できない場合があります。

1~3それぞれの対処方法について紹介します。

なお、EV3のmrubyプログラミング環境については、「教育版mrubyプログラミングガイド」をご参照ください。

1.ペアリングでEV3が検出されない場合

[状況]
EV3用開発プラットフォーム(mruby on ev3rt+tecs)のバージョンがbeta2.0.0以前で、インテリジェントブロックEV3のBluetooth Chipが「CC2560A」のとき、ペアリングでEV3が検出されない場合があります。

インテリジェントブロックEV3のBluetooth Chipは、起動画面に表示されます。(※)
EV3の上ボタンを何度か押して、「BT Chip:」のあとに表示されている内容を確認してください。
※…EV3用開発プラットフォームbeta2.0.0以降で表示されます。

[対処方法]
バージョン2.0.1以降の最新EV3用開発プラットフォーム(mruby on ev3rt+tecs)をご利用ください。
(2017/07/10現在、バージョン2.0.1が最新です。)

2.EV3をファイル受信メニューにしようとすると電源が切れる

[状況]
PCとEV3のペアリング後、インテリジェントブロックEV3の起動画面に「Run App」が表示されている状態で決定ボタンを押すとEV3の電源が切れ、アプリケーションの受信待ちにならない場合があります。

[対処方法]
アプリケーションの転送を次のような手順で実施します。
①ターミナルエミュレータ(Tera Term)からEV3に接続
②EV3の起動画面に「Run App」が表示されている状態で決定ボタンを押す
③ターミナルエミュレータでアプリケーションを転送する

3.PCからEV3に接続しようとすると接続エラーになる

[状況]
PCとEV3のペアリング後、ターミナルエミュレータ(Tera Term)からEV3に接続しようとすると、「COM4が開けません」などのエラーメッセージが表示され、接続できない場合があります。
(エラーメッセージ「COM4」の番号部分はお使いの環境によって異なります。)

[対処方法]
インテリジェントブロックEV3のドライバーを更新します。
デバイスマネージャーを開き、Bluetoothの中の「Mindstorms EV3」を右クリックして「ドライバー ソフトウェアの更新」を選びます。

「コンピューターを参照して…」→「コンピューター上のデバイス…」と選択し、表示された互換性のあるハードウェアを選択して「次へ」をクリックします。

「正常に更新されました。」とメッセージが表示されたら更新完了です。
ターミナルエミュレータ(Tera Term)からEV3に接続します。

(2017/07/10現在)

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