Windows10PCとEV3をUSBケーブルで接続し、プログラムの転送を行うための設定手順を紹介します。（Javaプログラミング環境（leJOS）、C#プログラミング環境（Monobrick）共通）

 

◆ドライバーの入手
1） 下記のURLからMicrosoft Update カタログにアクセスし、「USB RNDIS Gadget」を検索します。
URL：http://www.catalog.update.microsoft.com/home.aspx

 

 

 

2） 検索結果の中から以下のドライバーのダウンロードボタンをクリックします。
タイトル：Acer Incorporated. - Other hardware - USB Ethernet/RNDIS Gadget
製品：Windows 7,Windows 8,Windows 8.1 and later drivers

 

 

 

3） ファイル名のリンクをクリックしてダウンロードします。

 

 

4） 3) でダウンロードしたファイルを解凍します。解凍したファイルは、任意の場所に新規作成したフォルダの中に保存します。（ここでは、c:¥drivers¥usb_rndisフォルダに保存することとして説明します。）

 

CAB形式に対応したファイル圧縮・解凍ツールがPCにインストールされている場合は、そのツールを使って解凍してください。

 

CAB形式に対応したツールがない場合は、コマンドプロンプトを開き、以下の手順で解凍します。
①「cd ［ダウンロードしたファイルがある場所のパス］」を実行
②「expand ［ダウンロードしたファイル名］ -F:* ［解凍したファイルの保存先のパス］」を実行
例えば「c:¥work」フォルダにある、ダウンロードしたドライバーの圧縮ファイル「20342322_4b9970e3174b23b5cb2371af0837f939a71271ea.cab」を、「c:¥drivers¥usb_rndis」フォルダに解凍する場合は、下図のようになります。
（黄色部分を入力してください。）

 

 

 

◆ドライバーの更新
1) 電源を切ったEV3本体にmicroSDHCカードを挿入し、EV3を起動します。
2) PCで、コントロールパネルからデバイスマネージャーを開きます。

3) USBケーブルでEV3をPCに接続すると、USBシリアルデバイスが追加されます。
追加されたUSBシリアルデバイスを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。

 

 

4) 「コンピューターを参照してドライバー ソフトウェアを検索」を選択します。

 

 

5) 「参照」ボタンをクリックします。

 

 

6) ドライバーの入手手順4)で、解凍したドライバーを保存したフォルダを選択して「OK」をクリックします。元の画面に戻ったら「次へ」をクリックします。

 

 

 

7) ドライバーが正常に更新されると、ネットワークアダプターの「USB Ethernet／RNDIS Gadget」と認識されます。（図の「#2」の部分は、環境によって表示が異なります。）

 

 

 

8) コマンドプロンプトで「ping 10.0.1.1」を実行し、通信できるか確認します。

 

設定は以上です。

 

（2017/07/14現在）