2014年2月7日
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ハッカソン向けEV3利用のまとめ
2014/2/7 Noboru Watanabe ---- 2014/3/8 update
ハッカソンでEV3を利用する方々に向け、急ぎ情報をまとめてみました。
◆EV3を動かす方法
EV3は、EV3インテリジェントブロック(本体)をプログラミングする方法と、PCやTablet,Server等でプログラミングしてネットワーク経由で制御する方法の2つがあります。さらにはこの2つの方法を組み合わせる方法もあります。
EV3インテリジェントブロックをプログラミングする方法は、ブロックを並べプログラミングするグラフィカルな開発環境であるEV3ソフトウェアが標準的であり、小中学校から企業研修まで利用されています。他にも、C言語やJava,Ruby,Pythonなどのプログラミング環境も公開されています。
・EV3ソフトウェア : https://afrel.co.jp/technology-info/information-ev3/ev3-software/ev3-ev3-software/
・C言語 : https://afrel.co.jp/technology-info/information-ev3/external-connection/ev3-linux-program/7301/
・Java : https://sourceforge.net/p/lejos/wiki/Home/
・mruby : https://github.com/masuidrive/mruby-mindstorms-ev3
PCやTablet,Serverなどでプログラミングする方法は、Windows,Android,MacOSなどのプラットフォームで提供されています。iOSに関しては、SDKが公開されていないため、プログラミングはできない状況です。WindowsではC#で、Android,MacOSはJavaでプログラミングできます。DirectCommnadというEV3固有のプトロコルを使い、モーター制御やセンサ情報の取得などができます、
・Windows (C#) : http://legoev3.codeplex.com/
・Android(Java) : https://afrel.co.jp/technology-info/information-ev3/external-connection/ev3-direct-commands-for-android/7120/
・MacOS(Eclipse,Java) : https://afrel.co.jp/technology-info/information-ev3/external-connection/ev3-eclipse-java/7475
上記の2つを組み合わせて制御する方法もあります。例えば、EV3インテリジェントブロックではブロックを並べるEV3ソフトウェアでプログラミングして、PCはC#でプログラミングして、Bluetooth経由で情報をやり取りする方法です。他にもC言語やRubyでEV3インテリジェントブロックをプログラミングして、Socket通信でPCやTabletと独自のプロトコルで通信を実現します。
・EV3Messenger : https://botbench.com/blog/2013/10/19/talking-to-your-ev3-ev3messenger/
◆EV3で音を出す。顔を変える。
EV3ソフトウェアのサウンドエディターとイメージエディターでオリジナルと音と画像を作成できます。
詳しくは、EV3ソフトウェアのヘルプを参照してください。
◆Wi-Fi
無線LAN利用時は、Wi-FiドングルをUSBポートにさす必要あり
EV3ファームウェア(Linux)のデバドラの関係から認識するものは以下のみ
https://afrel-shop.com/shopdetail/010002000007/
他のWi-Fiドングルの利用はデバドラの追加が必要
★ハッカソンでは先着5チームにドングル貸出し可能。担当者に連絡ください。
◆USB-Etherアダプター
有線LAN利用時は、USB-EtherアダプターをUSBポートにさす必要あり。
DHCP取得の際に、ネットワークによってはDHCP取得できず通信できない場合あり。
セキュアな設定や大規模な社内LANでは、DHCP取得失敗の報告あり
小規模社内LAN、無線LANルーターなどで構成するLANなどでは問題なし
動作確認済みのアダプタ:
UE-100TX-G3(PCI),EXT3-US2(IODATA),LUA3-U2-ATX(BUFFALO)
動作NGであったアダプタ:LAN-TXU2C(ELECOM),UE-1000T-G2(PCI)
★ハッカソンでは先着5チームに貸出し可能:UE-100TX-G3(PCI)。担当者に連絡をください。
◆Bluetoothドングル
EV3はBluetoothV2.1+EDRを搭載。はやりのBleutooth LEではない
PCやスマホ/タブレットとBluetooth接続し、センサ値取得やモーター制御が可能
PCに接続するドングルや、内蔵されるBluetoothデバイスによっては通信出来ない場合あり
スマホやタブレットの内蔵Bluetoothの場合にはほぼ問題なく接続可能
Surface内蔵のBluetoothは問題なく接続可能
ASUS製ウルトラブックでは問題なく接続可能
NetBookに関しては、内蔵では接続できないとの報告あり
MacBookAirでは接続可能
ペアリングの際に、EV3側の”iPhone/oPad/iPod”のチェックをON
EV3とのBluetooth通信時には、上記をOFFにする必要あり
Windows環境において、デバドラによっては通信できない場合あり。
以下のように、Windowsの標準デバドラにすると利用可能となる
https://afrel.co.jp/images/2013/08/tech_130621_2.pdf
以下のBluetoothドングルは、Windows,Mac OS Xともに動作確認
https://afrel-shop.com/shopdetail/000000000442/
★ハッカソンでは先着5チームに、動作確認済みBluetoothドングル貸出し可能
◆USB-Webカメラ
アフレルにてUVC仕様Webカメラを利用出来るファームウェア提供中
以下のサイトで作成方法など情報提供しています。
https://afrel.co.jp/technology-info/information-ev3/ev3-product/7071/
UVC仕様と記載されているWebカメラは多いですが、実際に利用出来るものは限定されます。
アフレルでは以下のカメラについて動作確認済みです。
Logicool C270、HD Webcam C525 、BUFFALO BSW20KM10HBK、Microsoft LifeCam VX-7000
以下のカメラはUVC対応と記載されていますが、EV3Linuxでの利用ができませんでした。
ELECOM UCAM-C0220FBRD、BUFFALO BSW20KM13H、BUFFALO BSW20KM12H
下記サイトにはUVC対応のカメラ情報があります。参考にしてください。
https://www.ideasonboard.org/uvc/
★ハッカソンでは先着、4名にUSBカメラとドライバ導入済みEV3ファームウェアSDカード貸出し可能
◆ロボットの組み立て方
EV3の基本的な組み立て方
コアセットで作れるもの
https://robotsquare.com/2013/10/01/education-ev3-45544-instruction/
コアセット+拡張セットで作れるもの
https://robotsquare.com/2013/10/01/lego-mindstorms-ev3-education-expansion-set-45560-instructions/
LEGOテクニックシリーズを使った機構の作り方
http://www.isogawastudio.co.jp/legostudio/toranomaki/jp/