2015年9月25日
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インテリジェントブロックEV3の機能
Port View
インテリジェントブロックEV3には、センサーの値をディスプレイに表示するPort View機能が備わっています。
この機能を使うことで、プログラムを組まずにセンサーの値を素早く確認することができます。
以下は、タッチセンサーを繋げPort Viewでセンサー値を表示している様子です。
Mortor Control
インテリジェントブロックEV3に接続したモーターをボタンを使って回転させることができます。
ボタンの上下、左右で、それぞれ別のモーターの正転・逆転をコントロールできます。
利用するポートの組み合わせは、「AポートとDポート」と「BポートとCポート」の二種類です。
以下は、BポートとCポートにEV3 Lモーターを接続して操作している様子です。
左ボタンでCポートに接続された左側のモーターが、 下ボタンでBポートに接続された右側のモーターが回転しています。
IR Control
インテリジェントブロックEV3には、赤外線によるコマンドによって直接モーターを遠隔操作できる「IR CONTROL」というアプリケーションが搭載されています。
IRビーコンとIRセンサーを使うことで、EV3ソフトウェアを使わずに、インテリジェントブロックを赤外線コントロールできます。
1つのIRビーコンで2つのモーターをコントロールできます。
1つのIRビーコンでコントロールできるのは、AポートとDポート、BポートとCポートの組み合わせになります。
利用するチャンネルは、チャンネル1とチャンネル2、チャンネル3とチャンネル4の組み合わせを選択できます。
使用するには、インテリジェントブロックEV3を起動して、メニュー画面をAPPタブに変更して、「IR CONTROL」を選択します。
メニュー選択後、アプリケーションが実行され、赤外線の受信待機になります。
この状態でIRビーコンのボタンを押すと、押した時間に応じてモーターが回転します。
なお、IRビーコンのチャンネル切り替えスイッチによって、ボタン操作に対応する出力ポートが変化します。
モード |
Aポート |
Bポート |
Cポート |
Dポート |
CH1+2 |
チャンネル2の赤で正転・逆転 |
チャンネル1の赤で正転・逆転 |
チャンネル1の青で正転・逆転 |
チャンネル2の青で正転・逆転 |
CH3+4 |
チャンネル4の赤で正転・逆転 |
チャンネル3の赤で正転・逆転 |
チャンネル3の青で正転・逆転 |
チャンネル4の青で正転・逆転 |
オンブロックプログラミング
インテリジェントブロックEV3本体だけで、プログラムを作成し実行することができます。
この場合にはパソコンは不要です。 オンブロックプログラミングでは、モーターの動作、待機、繰り返し等を組み合わせたプログラムを作ることができます。
オンブロックデータロギング
インテリジェントブロックEV3本体だけで、データロギングを実行することができます。
センサー値を計測してインテリジェントブロックEV3内に保存しておくことが可能で、 この場合にはパソコンは不要です。