ロボ・キャンプ 2022

中高生向け AIプログラミングの体験型ワークショップ ロボ・キャンプ 2022

ロボ・キャンプ 2022
開催レポート

2022年12月18日(日)、23年目となるプログラミング教室「ロボ・キャンプ2022」を福井県福井市の福井工業大学にて開催しました。

今年は「AIを使う人から創る人へ」をテーマに、レゴ® エデュケーション SPIKE プライムを使い「ロボット AIプログラミング」を体験。
「自分で学び・考え・創る」を軸に、AIプログラミングに挑戦しました。

さらに、今年は福井工業大学に取材に来ていた
吉本興業所属の芸人「戦士」も飛び入り参加し、参加者と一緒にAIについて学びました。

当日の様子1

3人トリオ「戦士」のお二方と 当日講師をした「ぬまっち先生」

午前

今回のロボ・キャンプは「AIプログラミング」がテーマ!ワークショップでは、開始から早速AIについて理解を深めるワークをしました。 AIについて知っていることをグループのメンバーと話し合ったり、本物そっくりの画像を作れる最新のAIを使ったり、「ミカンを仕分けするAIロボット」を動かしたりと、AIについて実際に触れながら学ぶ時間となりました。

当日の様子2
当日の様子3

リアルな画像を自動で作れる最新AIを体験。
「人が描いた絵みたいですごい!」など最新のAIに驚愕しつつ、興味津々!

当日の様子4

売れるミカンか、売れないミカンか?
仕分けるAIロボットを実際に動かしてみる中高生たち。
AIで動くロボットをはじめて触ることで「良く分からなかった難しいAIが身近に感じられた」という声も。

AIについて理解が深まったところで、「ミカンを仕分けるAIロボット」がどうやって”考えて”いるのかをグループの皆で考えました。 表やグラフを使い手を動かしながら考えたり、AIの考える仕組み「k近傍法」を数学を使って考えたりと、さらに一歩踏み込んだワークとなりました。

当日の様子5

AIがミカンをどうやって仕分けているのか、手を動かしつつ、じっくり考える参加者たち。お笑い芸人「戦士」も一緒に、グループで話し合いました!「人もAIも、仕分けるミカンの情報が似ているミカンを参考に、『売れる・売れない』を考えているのではないか」「人間と考え方は似ているんだ」「よりAIが身近に感じられた」など、様々な発見があった様子。

当日の様子6
当日の様子7

AIロボットの動く仕組み「k近傍法」を例題も踏まえながら学ぶ参加者たち。
学校では習わないような内容に苦戦しながらも、新しい事にわくわくしながら学ぶ様子や、理解できたときの達成感に満ちた表情が印象的でした。

当日の様子8

午後

午後からは、Pythonについての簡単なワークから再開。AIプログラミングのために、みなさん真剣にPythonの学習をしました。 分からない箇所については、周りの人と一緒に話し合いながら取り組む様子も見られ、 Pythonプログラミングがはじめての参加者も、Pythonが使えるようになりました。 また、Python経験がある参加者には、より難易度の高い特別課題に挑戦してもらい、Pythonについてより深く学んでもらいました。

当日の様子9
当日の様子10
当日の様子11
当日の様子12

さて、ここまでAIについて知り、考え、AIプログラミングのためにPythonを学びました。
これでAIプログラミングの準備は完了。Let’s AI プログラミング!

当日の様子13

午前中に学んだAIプログラミング「k近傍法」を、Pythonでプログラミング!
初めてのAIプログラミングで、思い通りにロボットが動かないなど、うまくいかず苦戦しつつも、真剣に取り組む様子が見られました。自分で創ったプログラムで動くAIロボットを見て感動したり、なぜそうなるんだろう?とさらに探求し、自ら難易度の高い課題に取り組む姿も見られました。

当日の様子14

最後に、今回のワークショップで学んだことや気付いたことをグループ内で発表しました。
「AIのプログラムは精密で単純だった」「AIが身近になった。AIを作ることは案外簡単なことだと気づいた」など、AIプログラミングは中高生のみんなでも出来るんだ!という気づきや感動やの意見が多く見られました。
また、今回のイベントで得た経験を活かして「AIでネットをよりよくしたい」「ゲームにAIを組み込んでみたい」など、今後のAIプログラミングへの意気込みもあり、AIを学ぶことの大切さや必要性を感じ、考えを深めた一日となりました。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました!

当日の様子15
当日の様子16
当日の様子17

開催後記
今年は、オンライン開催から3年ぶりのリアル開催となり、11名の方にご参加いただきました。誠にありがとうございます。
初めてのAIプログラミングに苦戦しつつも、「なぜそうなったのか」をとことん考え、楽しみながら学ぶ姿は、主催者としてとても嬉しいものでした。今回の「ロボ・キャンプ2022」が、これからの未来社会について考えるきっかけとなることを願います。
今後も、より一層皆様に楽しんでいただけるロボ・キャンプを目指し、プログラミングでの教育支援に取り組んでまいります。

御礼
ご後援関係の皆様、日頃より私たちの活動へのご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。
「ロボ・キャンプ2022」につきまして、ご後援関係の皆様のご支援、ご協力をお願いいたしましたところ、快くご賛同いただき、厚くお礼申し上げます。
お陰様をもちまして、ロボ・キャンプ2022は定員を超える応募があり、盛況のうちに無事終了することができました。 これもひとえに皆様からいただきました絶大なるご協力の賜物であり、心より感謝と御礼を申し上げます。
今後ともご支援、ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

後援 福井県教育委員会、福井市教育委員会
共催
福井工業大学
株式会社アフレル