レゴ マインドストーム キャンプ2002
中学生ロボットコース
ROBOLABとは?
レゴ® ブロックとパソコンを使って、ロボットを含むメカトロニクスを学ぶことのできる教育用 ソフトウェアです。世界的な教材開発会社であるレゴダクタ社とMIT(マサチューセッツ工科大学)の「子供の学びとデジタル技術」の共同研究により開発されました。
パソコン上でコマンドアイコンをつなぎ合わせることで、プログラムを組み立て、それをRCXと呼ばれるコンピュータを搭載したレゴブロックにダウンロードすることで組み立てたモデル(ロボット)をコントロールします。
ROBOLAB は、光センサー、タッチセンサー、ランプやモータを使用することで、様々な動きをするロボットを作成することが可能となります。
→メカトロニクス?
メカニクス(力学、機械学)、エレクトロニクス(電子工学、電子装置)、 インフォマティック(情報科学)から作られたメカトロニクス。装置(モデル)の設計から、組み立て、動かすためのプログラミングなどを全て含みます。
→レゴダクタ社?
世界的な教材メーカーで、創造性、問題解決能力を養う優れた教材を開発しています。
~ROBOLAB のコマンドアイコン紹介~ | |||
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ツールパレット コマンドアイコンを操作するために使います。 |
選択ツール コマンドアイコンを選択し、配置、移動するときに使います。 |
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ストリングツール コマンドアイコン同士をつなぐ時に使います。 |
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テキストツール 値の変更、文字やラベルの追加時に使います。 |
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関数パレット プログラミングで使用するコマンドアイコン。 |
待ち 指定時間、待つ。 |
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モーター順回転 モーターを順回転させます。 |
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停止A モーターAを停止させます。 |
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今より暗くなるまで待つ ライトセンサーが今より小さい値を読み取るまで待つ |
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押されるまで待つ タッチセンサーが押されるまで待つ |
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パワーレベル モーターかランプに接続して、パワーレベルを設定します。 |
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ジャンプ 指定した場所にジャンプします。 |
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数値定数 センサーか時計に接続すると、定数値が設定されます |
パソコンの画面上で行うプログラミングには、61種類のコマンドアイコンを使用でき、それらをストリングと呼ばれる線状のコマンドで接続していくことで、センサーに対する反応の仕方を自由にプログラムします。
入力端子、出力端子は、それぞれ3つあり、入力で判断する要素と条件(例えばライトセンサーで読み取る値の大小、タッチセンサの反応など)、及び出力に指定する命令の組み合わせにより、多彩な動きを実現することができます。
まず最初に言語の学習から始まっていた従来のプログラミングとは異なり、プログラミング言語を知らない人も、難しいコーディングをすることなく、プログラムの世界に入っていくことができるため、情報教育の導入用としても適しています。
アルゴリズムを学ぶことを目的とした構成だけでなく、レゴブロックを使用して思い通りにモデル(ロボット)を製作するというものづくりにも通じる特徴を生かして、より広範な学びを創造することが可能です。ギアなどといった機構の学習は、動力をどのように伝えるかや、てこの原理の学習にも利用することができ、その応用範囲は非常に広いものとなっています。
反復運動をさせるプログラムのように簡単なものから、高専や大学で学ぶマルチタスクといった複雑な制御までをこなすことが可能です。
協賛:レゴジャパン(株)、福井新聞社、福井テレビ、FBC福井放送、FM福井
後援:福井県教育委員会、福井市教育委員会