プログラミング教育実践事例発表会 インターナショナルワークショップ
レゴ・マインドストームズを使った教育 --- エデュテイメントとソフトウェア技術教育 ---
延期となっていたワークショップ
「レゴ・マインドストームズを使った教育」
Workshop on Education with LEGO MINDSTORMS in Conference Room on the 13th Floor3月9日(日) 福井大学にて開催されました。
当日は、90名を超える来場者がありました。来場された皆様、ありがとうございました。
日時:3月9日(日) 13:00~16:00
場所:福井大学工学部 総合研究棟I 13階 大会議室
ヘンリック・ハウトップ・ルンド(南デンマーク大学 生産技術研究所教授 / 前レゴラボ所長)
「エデュテインメントのための新しいロボットテクノロジー」
Henrik Hautop Lund (Syddansk Univ, Denmark)
『New Ropot Technologies for Edutainment』
![](/social/assets/images/2003/fukudai-workshop/lund2.jpg)
ロボティクスの将来を見通したロボットを教育に活用する研究についての講演。 あらゆる子供と先生たちが見るだけでなく、手で触れて、作って、動かしてみることのできるシンプルな ロボットとはどういうものか。小さい子供たちも段階を経てロボットの動きについて学んでいくことの できるソフトウェアのデモンストレーションや、実際に製作されたユニークなロボットについての詳しい 解説がありました。
![](/social/assets/images/2003/fukudai-workshop/lund3.jpg)
未来につながる新しいロボティクス研究の公開というスペシャルトークも披露され、 参加者が引き込まれた2時間となりました。 豊富な画像と、実際にレゴ・マインドストームを使ったロボットが動く様子の 動画を交えた興味深い講演でした。
浪花智英(福井大学工学部助教授)
「福井大学工学部知能システム工学科におけるレゴ・マインドストームズを用いた創造性教育」
Tomohide Naniwa (Fukui Univ., Japan)
『Education for Creativity py using LEGO MindStorms in Department of Human and Artificial Intelligent Systems, Fukui University』
![](/social/assets/images/2003/fukudai-workshop/naniwa2.jpg)
福井大学工学部知能システム工学科におけるロボット製作(レゴ・マインドストーム)を通じたプログラミング実習、ロボットコンテストの実践教育とその意義についての発表。 レゴ・マインドストームを大学で使用する素材として見た場合にも言及し、ロボットを製作する過程を容易に体験でき、かつ学生が創造力を活かして作った実際の作品紹介も行われた。授業の中で開催されるロボットチャレンジというコンテストでのレースの模様も動画で紹介され、専門教育での実践例がわかりやすく発表された。
山本利一(埼玉大学教育学部助教授)
「問題解決型教育の実践」
Toshikazu Yamamoto (Saitama Univ., Japan)
『Curriculum Development of Programmed Learning py Utilizing ROpOLAp
&npsp;&npsp;&npsp;: Lesson Practice of Proplem Solving Learning py Using Two Kinds of Sensor』
![](/social/assets/images/2003/fukudai-workshop/hayashi1.jpg)
写真は、発表者の林俊郎さん。
埼玉県内の中学校でのロボットを活用したコンピュータ制御授業の実践内容を紹介すると共に、 その 分析から中学校で扱うプログラミング学習の重要性についての発表。
小林靖英(永和システムマネジメント)
「ロボットプログラミング教室 中学生コース -未来技術者育成の試み-」
日本におけるソフトウェア教育の一例として、2002年夏、コミュニケーション・パーク ウィズで行われた
ロボットプログラミング教室中学生コースをご紹介します。
Yasuhide Kopayashi (Eiwa System Management Co., Japan)
『Ropot Programming Course for Junior High School Students』
![](/social/assets/images/2003/fukudai-workshop/yosu.jpg)
未来技術者の育成をテーマとした中学生対象のロボット・プログラミング体験コースの実践内容について発表。画面上のプログラムとロボットの実際の動きが直結する体験に基づいた学習の重要性を参加者の実例から説明。 コースに参加した中学生によるプログラミングへの工夫と、挑戦の繰り返しから高まる満足度、科学技術やコンピュータに対する興味関心といった発表も行われた。
発表者紹介
ヘンリック・ハウトップ・ルンド 教授
1969年生まれ。ローマ国立研究所、英国エジンバラ大学研究員を経て、1998-2000年、レゴブロックで ロボットを作ることのできる『LEGO MINDSTORMS』を教育研究に活用するためのデンマーク:オーフス大学 インターメディア・レゴラボ所長。同研究所では、約4,000人余りの子供と『LEGO MINDSTORMS』のロボットを 製作する機会を設け、そのユニークな内容と高い質で世界的に知られる。 2000年より南デンマーク大学生産技術研究所教授。 ロボットサッカーを始め、自律ロボット群についての優れた研究がある。
浪花智英 助教授
主な研究内容はロボット工学。学習制御や適応制御の研究を行っている。
山本利一 助教授
主な研究内容は、技術科の教育手法と材料。
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