今後さらに、AI、IoT、ロボットなどの科学技術が飛躍的に発展する社会の中で、
現在エンジニアリングを理解し、活用できる、人材育成が求められています。
Robotics Education Dayでは、「ロボティクスが拓く-エンジニアリングの教育・実践」を
テーマに、産業界・教育界での取り組みについてのご紹介や、ワークショップや展示、
さまざまな分野での情報交換などを通して、参加者とみなさまと一緒に、
これから求められる力とは何か?を探っていきたいと考えています。
明るい未来を築く人を育てるために、人と人とをつなぎ、知恵を共有し、
そこからヒントを得るような場になればと思っています。
イベント当日は夏の日曜ということもあり、カジュアルに気楽に
意見交換会できる、有意義な1日を作っていきたいと思います。
12:30- | 受付スタート | ||
13:00-14:00 |
【基調講演】 -HAKUTO 河本 新 氏 |
教材体験 ロボコン体験 展示
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14:10-15:25 |
【教育現場での活用事例】 -舞鶴工業高等専門学校 川田 昌克 教授 -名古屋大学 松原 豊 助教 -東京農業大学 佐々木 豊 教授 -神戸常盤大学 関 雅幸 講師 -芝浦工業大学 野田 夏子 准教授 |
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15:45-16:30 |
【特別講演】 - 株式会社Preferred Networks 奥田 遼介氏 |
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16:40-17:40 |
【企業での実践事例】 -株式会社メルティンMMI 粕谷 昌宏 氏 -株式会社セゾン情報システムズ 那須 俊博 氏 -日本ナショナルインスツルメンツ株式会社 渡辺 恵智 氏 -マスワークス 照井 雄佳氏 |
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17:40-18:30 |
【パネルディスカッション】 -国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)アドバイザー 岡田 浩之 氏 -東京工業高等専門学校 山下 晃弘 准教授 -株式会社日立産業制御ソリューションズ 松尾正 氏 -株式会社アフレル 小林 靖英 |
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18:45-19:45 | 【懇親会】 | ||
20:00 | Closed |
「夢みたい」を現実に。
民間初月面探査チームHAKUTOの挑戦。
HAKUTOが挑戦する優勝総額3,000万ドルの国際宇宙レースGoogle Lunar XPRIZEの概要と、月面探査ローバーSORATOに搭載されたテクノロジーを解説する。またプロモーションから開発まで幅広く携わるHAKUTOメンバーの多様性についてもご紹介する。
HAKUTO/ispace
ElectronicsEngineer河本 新 氏
1983年生まれ。北陸先端科学技術大学院大学で修士号(KnowledgeScience)を取得後、自動車部品メーカー勤務。
グローバル要員としてアイルランド共和国で研修後、車載ネットワークシステムの企画、電力マネジメント系統で高信頼性保安器の開発に従事。
2014年よりHAKUTOへプロボノとして参加。
近年コンピューターの計算能力の向上や、深層学習の活用等により、ロボティクスは大きな進歩を続けています。例えば、様々な物体をうまく取ることができるような技術や、学習により動きよりよくさせるような技術です。今後実用化されていくこれら技術の一端を、現在会社で研究開発している内容を交えて説明します。
株式会社Preferred Networks
チーフアーキテクト 奥田 遼介 氏
2014 東北大学 修士 文字列処理など
2014(株)Preferred Infrastructure
2014(株)Preferred Networks
映像解析系、製造業系にかかわる研究開発
オープソースChainerやCuPyの開発
大学や高専での「制御工学」の授業は机上の計算に偏っており,「実際のモノを思い通りに動かす」というイメージがわかないまま,最終講義日を迎えがちである。本講演では,LEGO MINDSTORMSで製作した回転型倒立振子などをMATLAB/Simulinkで動かしながら,制御系設計の一連の流れを体感できる教育コンテンツを提示する。
独立行政法人国立高等専門学校機構
舞鶴工業高等専門学校 電子制御工学科
川田 昌克 教授
1997年3月立命館大学大学院理工学研究科博士後期課程修了。同大学理工学部助手を経て、1998年4月より舞鶴工業高等専門学校電子制御工学科に勤務。
MATLAB/SimulinkやLEGOMINDSTORMSを利用した制御工学教育を実践。
「MATLAB/Simulinkによるわかりやすい制御工学(森北出版)」、「MATLAB/Simulinkと実機で学ぶ制御工学(TechShare)」、「倒立振子で学ぶ制御工学(森北出版)」などの著書がある。
農業工学分野は,食・環境・農業への工学技術の応用を目指す分野であり,STEM教育を重要視しているがそれを苦手とする学生が多い。これに対してレゴマインドストームを用いた教育を行っており,その活用事例を示す。 また,卒業研究の一環として,小学生の自由研究への活用を行っており,その事例を紹介する。
東京農業大学
地域環境科学部生産環境工学科
佐々木 豊 教授
九州工業大学大学院情報工学研究科修了後、東京大学大学院農学生命科学研究科修了(博士(農学))。新潟大学農学部を経て東京農業大学バイオロボティクス研究室に所属し、農業情報工学を専門としている。
名古屋大学組込みリアルタイムシステム研究室(高田研究室)では,実製品でも使われている,オープンソースのリアルタイムOSをベースとしたEV3用ソフトウェアプラットフォームEV3RTを開発しています。
EV3RTは,ETロボコンの公式プラットフォームにも採用されています。
本講演では,EV3RTを活用した,大学学部生向けの組込みシステム技術教材を紹介します。
名古屋大学 大学院情報科学研究科 附属
組込みシステム研究センター
松原 豊 助教
名古屋大学大学院情報科学研究科附属組込みシステム研究センター助教。
組込みシステム向けのリアルタイムOS、リアルタイムスケジューリング理論、安全技術、セキュリティ等の研究に従事。リアルタイムOSを中心とするオープンソースソフトウェアを配布するNPO法人TOPPERSプロジェクト運営委員。IPAセキュリティ・キャンプ全国大会講師等を務め、教育・人材育成にも尽力.博士(情報科学)。
近年、血液検査(検体検査)や心電図(生理機能検査)等を行う臨床検査の現場では、自動化された分析装置や染色装置等が使用される。神戸常盤大学保健科学部医療検査学科の卒業研究では、レゴ® マインドストーム®を用いたロボット作成を通じて、システムの仕組みと動作プログラムの教育を行っており、その教育実践を報告する。
神戸常盤大学 保健科学部 医療検査学科
関 雅幸 講師
1964年生まれ。レゴマインドストームとはRCXからのおつきあい。
神戸常盤大学では、「医療工学」、「医療工学実習」、「情報科学概論」、「ロボティクス演習」、「卒業研究」等の物理系・情報系の科目を担当。
NI myRIOは計測や制御を学ぶ学生向けに専用設計された組込コントローラです。
グラフィカルシステム開発ツールであるLabVIEWを使って様々なアプリケーション構築が可能です。
本講演ではmyRIOをご紹介すると共に国内外の研究・教育における採用事例をご紹介いたします。
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社
アカデミック事業部
アカデミック技術営業マネージャー
渡辺 恵智 氏
米国カリフォルニア大学卒業後、2004年に日本ナショナルインスツルメンツ株式会社入社。技術部を経て、2007年営業部に異動。主に自動車や半導体関連企業を担当。
2015年からアカデミックを担当。
現在は高専や大学を中心に研究や教育のためのシステムを広く提案している。
工学系を目指す女子を増やすために,女子大学生が女子中高生にマインドストームを使ったロボットプログラミングを教えることで,工学の楽しさを女子生徒に広めるという試みを行っています。 この取り組みの成果と今後の課題等についてお話します。
芝浦工業大学 デザイン工学部
野田 夏子 准教授
東京女子大学大学院理学研究科数学専攻修了、日本電気(株)にてソフトウェア工学の研究に従事。2008年北陸先端科学技術大学院大学博士後期課程修了。博士(情報科学)。2013年より現職。
「HULFT」はファイル転送の国内No.1パッケージソフトウェアです。
2016年にHULFTがIoT領域に挑戦するにあたり、レガシーイメージのファイル転送とIoTがどのようにつながるのか可視化するPJを立ち上げました。
講演ではIoTの世界が「HULFT」でつながることをLEGOとマインドストームEV3で表現したデモ製作の開発体験記をご紹介します。
株式会社セゾン情報システムズ
HULFT事業部 マーケティング部
デジタルマーケティング課 那須 俊博 氏
2000年 セゾン情報システムズ入社
HULFT品質管理部門にてQAエンジニア担当を経て、2014年よりマーケティング部へ異動。
製品セミナー講師、イベント企画などを担当後、2017年よりリードマネジメントを担当。
人と機械を融合させるサイボーグ技術は、決してSFの世界のものではありません。
人の機能を補完・拡張することにより、現在人類が直面している様々な問題を解決する鍵となるポテンシャルを持っています。講演では、大学を飛び出し起業に至った経緯や、サイボーグ技術のもたらす未来について紹介します。
株式会社メルティンMMI 取締役CEO
粕谷 昌宏 氏
1991年頃から人類の限界を感じ始め、2003年頃からサイボーグ技術の研究を開始する。
日本学術振興会特別研究員などを経て2013年に株式会社メルティンMMIを起業。
2016年にはロボット工学と人工知能工学で博士号を取得、2017年に同取締役CEOに就任。
回路設計から機構設計、プログラミングと幅広く開発をカバーする。
マスワークスは MATLAB/Simulink等のツール教育だけでなく、理論教育や、MBDプロセスを学ぶ教育も実施しています。
本日は、LEGO Mindstorms EV3のシミュレーションやRTOS実装、検証までができる、自動車業界プロ仕様のモデルベース開発環境をMBD教育のために作成した事例を紹介します。
マスワークス トレーニングエンジニア
照井 雄佳 氏
マスワークスの日本法人設立時からのスタッフ。MATLAB/Simulink や各種ツールを活用した教育専門のエンジニアで、現在は特にLEGO Mindstorms EV3 を活用し、モデルベース開発(MBD)を学習するための教育コンテンツや教育環境の作成を担当。
「ロボコン・プロコンによる
人材育成の未来」
我が国の大学、高専、専門学校、企業において、人材育成のプラットフォームとして永く定着しているロボコン、プロコン。本パネルでは、コンテストに参加する、チームを指導する、チャレンジできる環境をつくる、企画運営するといったそれぞれの立場から「何が有効で、参加者はどう育っているのか」を確認し、「将来に向けて、コンテストによる教育効果がさらに高まるやり方」を探ってみたい。
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)アドバイザー
ロボカップ日本委員会専務理事
岡田 浩之 氏
玉川大学工学部教授。赤ちゃん研究とロボット、一見関係ないこの二つを繋ぐ、しなやかな知性の仕組みを知ることが目標。
2008年、2010年ロボカップ世界大会@ホームリーグ優勝。
著書に「なるほど!赤ちゃん学: ここまでわかった赤ちゃんの不思議 」(新潮社)、「新・人が学ぶということ―認知学習論からの視点」(北樹出版)、「脳科学からうまれた あなぽこえほん」(ポプラ社)等
独立行政法人国立高等専門学校機構
東京工業高等専門学校 情報工学科
山下 晃弘 准教授
2004年東京高専情報工学科卒業後、北海道大学に編入学し、2010年北海道大学大学院情報科学研究科博士課程修了。博士(情報科学)。2013年より東京高専教員、現在に至る。高専在学中に三度の高専プロコン出場経験を持ち、現在は高専プロコン全国委員として運営に参加。東京高専でも組込システムPBL教育や、社会実装教育に取り組む。
株式会社 日立産業制御ソリューションズ
組込みエンジニアリング事業部 制御システム本部 第三設計部
松尾 正 氏
株式会社アフレル代表取締役
WRO(World Robot Olympiad)国際委員/NPO)WRO Japan理事
ETロボコン本部運営委員長
小林 靖英
「ロボコン社長」
教育支援事業と多くのロボコン企画運営を手がける。システムエンジニア歴20年。2000年から毎年、子ども・大人・先生向けに”動かして楽しく学ぶ”ロボット・プログラミング・ワークショップを開催。
■myRIO
時間:①14:10-14:40
定員:8名
参加申込:当日、会場受付にてお申込みください。
■教育版レゴ®マインドストーム®EV3
-Toppers C言語で制御
時間:②14:50-15:20
③16:35-17:05
定員:8名
概要:EV3のセンサーやモーターの制御をC言語でプログラミングし、ライントレースに挑戦する内容です。
参加申込:当日、会場受付にてお申込みください。
■教育版レゴ®マインドストーム®EV3
-EV3ソフトウエア
時間:④17:10-17:40
定員:8名
概要:EV3を使い、センサーやモーターの制御を、教育版 EV3ソフトウェアでプログラミングする、はじめて体験する方向けの内容です。
レゴ®マインドストーム®はMITとレゴ社が共同開発したロボティクス教材です。小学生から大学の研究室、エンジニアまで多くの活用例があり、取り組みやすさに加え発展的な使い方でもできる多様性が大きな魅力です。
専用のソフトウェアから、様々な言語でも制御できるEV3を、是非体験してみてください。
TETRIXは、軽くて丈夫なアルミフレームでEV3を拡張できるキットです。12ボルトのモーターがキットに含まれており、力強い動きが再現可能です。簡単な工具を使用するだけで組立ができるので、短時間で複雑なモデルを作成することができます。会場では、実際に人が乗れるモデルなどをご用意しておりますので、是非体験してみてください。
Virtual Robotics Toolkit は、EV3をPC上でシミュレーションできるソフトです。同じ環境で何度も同じ動きを再現が可能です。EV3基本ソフトウェアを使ってプログラムを作成するので、誰でも簡単に使うことができます。是非、会場でシミュレーションを体験してみてください。
レゴ®WeDo2.0は2016年に発売スタートしたレゴ社のロボットプログラミング教材です。思考力・表現力・問題解決力を育みます。
タブレットでのプログラミングや組立など、是非体験してみてください。
高等教育機関、企業でエンジニアリングを学ぶ方々向けのコンテストを各種ご紹介します。
Project Based Learningであるロボコンは、学習者の主体性を伸ばすアクティブラーニングのため学びの効果が高く、競いながら学び合う協働学習として有効な教育方法です。
世界約50の国・地域から20,000を超える小中高、大学生のチームが参加する国際的ロボットコンテスト、WRO (World Robot Olympiad)では、17歳以上がチャレンジできるAdvanced Robotics Challenge(ARC)部門をご紹介。
日本の産業競争力に欠くことのできない重要な「組込みシステム」分野における技術教育をテーマに、決められた走行体で指定コースを自律走行する競技です。同一のハードウェア(LEGO MindstormsTM)に、 UML等で分析・設計したソフトウェアを搭載し競うコンテストです。※UML(Unified Modeling Language)
教育を目的として、全国12地区で地区大会を実施し、毎秋に横浜でチャンピオンシップ大会を開催します。
全国高等専門学校プログラミングコンテスト(高専プロコン)は我が国のIT産業に優秀な人材を供給することを目的とし、全国各地の高専が主幹校となり開催しております。現在では海外大学チームを招いての国際大会を同時開催、大学に進学した高専OBチームも参加するなど、国際的な拡がりと実績をあげており,IT業界からも高く評価されています。
WRSは、最先端のロボットやロボット技術、ロボットに関連する研究者・開発者および、政府や民間の要人を世界から集め、集まったRobot Excellenceが、競技や展示を通じて競演する(競い、デモンストレーションし、議論し、顕彰する)ことで、暮らしや産業・社会がどのように変えるかを提示します。
■特別販売 営業時間:14:00~18:00 (予定)
会場内で、アフレルの教材の直売を実施します!
会場で教材を直に手に取っていただける、貴重な機会です。
当日、参加者全員にプレゼントするクーポン券を活用いただきお買い物を頂けます!
https://afrel-shop.com/
品川シーズンテラス 電車でのアクセス JR品川駅港南口より徒歩6分 ※電車以外のアクセスはこちら
※申し込みサイト<peatix>からのお申し込みが難しい方は、直接メールにて受付いたしますのでご連絡ください。