2022年5月12日

SPIKE バッテリーの消耗の検証

ロボコンに参加するためには、多くの練習や調整を必要としますが、その試行回数が多いほどロボットを動作させる時間も長くなります。所有しているロボットが一台の場合バッテリーが切れると充電をしている間はロボットを使用することができなくなってしまいます。

そこで今回は、モーターを使用した走行体を使用する際に、SPIKEのバッテリーはどのくらい連続でモーターを回転させることができるか目安を知るために検証します。ここではLモーター1つの走行体と、Mモーター2つの走行体を用意してそれぞれどのくらい動作させることができるか検証しています。

はじめに簡易的な車体を用意します。

車体に使用しているハードウェア

■走行体1(Mモーター2つ)

  • SPIIKEプライム ラージハブ
  • Mモーター×2(A,Bポート)
走行体1
走行体1

■走行体2(Lモーター1つ)

  • SPIIKEプライム ラージハブ
  • Lモーター×1(Fポート)
走行体2
走行体2

◆検証のために簡易的なプログラムを作成します。

どちらも最初にモーターの出力を100%に設定しています。

◇走行体1(Mモーター2つ)

走行体1簡易的なプログラム

◇走行体2(Lモーター1つ)

走行体2簡易的なプログラム

◆検証結果

今回、長時間検証を行うため車体を上下ひっくり返した状態でモーターを回転させます。 走行体1(Mモーター2つ)では約8時間モーターは回り続け、走行体2(Lモーター1つ)では約11時間35分モーターが回り続けました。 検証より、モーター1つよりもモーター2つの方が消費電力が多いいことがわかりました。またバッテリーの消耗具合や、センサーを合わせて利用することで動作時間は変化するでしょう。 ロボコンなどでモーターを使ったロボットを作る場合は、作業が終わったらSPIKEを充電するなどして、次の日もロボットが使えるように準備しておきましょう。

※2022/4/1現在 最新バージョン(2.0.4)のSPIKEアプリに基づく情報です。
※これらの仕様はアプリのアップデートによって変更される場合があります。

(2022/4/1 現在)