2022年8月4日
スライダーレールを動かす (DobotStudioの場合)
DOBOTには、拡張機器(別売)としてスライダーレールキットがあります。
モーター駆動式の左右スライド機構により、DOBOTの作業範囲を大幅に拡張できます。
![DOBOT Magician スライダーレールキット](/images/2022/07/DOBOT-x-SliderRail_Trim.jpg)
接続方法について
本体の組立方法はキット付属のマニュアルを参照ください。
![接続](/images/2022/07/connection_Trim.jpg)
1) Stepper2ケーブル(モーター接続)をStepper2端子に接続します。
2) GP2ケーブル(リミットスイッチ接続)をGP2端子に接続します。
- スライダーレールのバージョンを以下の手順で確認します。写真は色付きなのでV2.0です。
- 端子の色なし (Stepper2白 / GP2 白):V1.0
- 端子の色付き (Stepper2黄 / GP2 緑):V2.0
動かし方 (初期設定と手動操作)
電源を入れる前にDOBOTの位置をスライダーレール右端に寄せてください。電源投入時またはHOMEポジション復帰操作時点の座標がスライダーレール0[mm]原点となります。
![HOMEポジション](/images/2022/07/HOME-Position_Trim.jpg)
「ホーム」を押すと、DOBOTがスライダーレール右端に自動復帰し、HOME姿勢になります。
![](/images/2022/08/home-button.png)
DOBOTと接続します。
![](/images/2022/08/Connect-to-DOBOT-2.png)
「リニアレール」のアイコンをクリックして有効に設定します。(有効時は青く点灯)
![](/images/2022/08/SliderRail-Icon.png)
アイコンで手動操作ができます。
「L+」:左へ移動
「L-」:右へ移動
「スピード」:0~100%で調整
動かし方 (Blockyで制御)
下記のサンプルプログラムをお試しください。
- スライダーレールのバージョンに応じて「V1 / V2」を変更してください。
![](/images/2022/08/sample-1.png)
プログラム動作解説
- スライダーレールを有効にする
- スライダーレールの速度を100、加速度を100に設定する
- DOBOTをHOMEポジションへ移動
- スライダーレールを座標100[mm]の位置へ移動 (HOMEポジションが0[mm]原点となる)
参考テキスト
専用ソフトウェアDobot Studioでロボットアームの制御を学びたい方へおすすめの教材です。
(2022/7/5 現在)