株式会社アフレル（所在地：福井県福井市、代表取締役共同CEO 柏崎暁子、以下アフレル）は、これまでレゴ_® マインドストーム_® EV3を活用して提供していた、新人・若手エンジニア向け企業研修「システム開発体験研修（UML-EV3）」を機材、コンテンツともにリニューアルし、「システム開発体験研修SPIKE版（UML-SPIKE）」として提供を開始しました。

IT技術の進展と社会への浸透が進む昨今、技術や社会基盤を支えるエンジニア人材は不足しており※、企業におけるエンジニア人材の確保、育成は非常に大きな経営課題となっています。これに対し、アフレルは、創業以来、新人・若手エンジニアにシステム開発の基礎を学んでいただける研修として、荷物の集荷と配送を自動で行う自動搬送システムを演習課題とした「システム開発体験研修」を提供してきました。この研修は、ロボットの動きで「開発成果」と「研修成果」を見える化できることから体験による学習効果が高い点で、これまでのべ700社以上の企業に導入いただくなど高評価をいただいてきました。

当社が提供する、システム開発体験研修では、扱いやすさやシステム開発への抵抗感への低減、構築したシステム（アウトプット）の可視化の利点から、ロボットプログラミング機材「レゴ®_® マインドストーム_® EV3」を活用してきました。しかし、レゴ社による同機材の終売を踏まえ、後継機材である「レゴ_® エデュケーション SPIKE^™ プライム」への切り替え検証が必要でした。

そこで、アフレルは機材切替と同時に、研修で行う演習課題の見直しを行い、内容強化を行うことでより充実した研修として「システム開発体験研修　SPIKE版（UML-SPIKE）」にリニューアル、2025年4月よりサービス提供を開始しました。

従来行っていた研修の演習課題は、集荷と配送を自律走行で行う２つのサブシステムと、それらを連携させた自動搬送システムを構築する過程で、Ｖ字モデルである要件定義から設計、実装、テストの全体の流れを学ぶことができます。今回リニューアルした演習課題では、サブシステムを集配車と配送センターとに変更され、機能や役割の異なるサブシステムを組み合わせた自動配送管理システムとすることで、サブシステム間の連携が増えています。そのため、２つのシステム要件への理解を必要とするなど、より深く要件理解や設計、テストの考え方や進め方、重要性を学べる内容となっています。現在はビジュアル言語版のみ提供していますが、９月にはＣ言語版も提供開始予定です。

今後も、アフレルは、企業や教育機関における人材育成を支援するサービス開発を積極的に展開し、情報技術を通じた感動体験を提供することで、ビジョンに掲げる「明るい未来社会をつくろう」の実現に向け、邁進してまいります。

• ※経済産業省「ＩＴ人材需給に関する調査（概要）」　https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf

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