2017年3月1日

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TETRIXをEV3ソフトウェアで動かすには-DCモータを動かす

EV3ソフトウェアでTETRIXのDCモータを動かす方法を紹介します。

 

ここで紹介する内容は、左図の仕様変更前のDCモーターコントローラー(商品型番:PI-W34303)とDCギアモーター(商品型番:PI-W39530)を使用したものです。

 

仕様変更後のTETRIX MAX DC Motor Expansion Controller(商品型番:PI-W44354)とTETRIX TorqueNADOモーター(商品型番:PI-W44260)を使用する場合はこちらをご覧ください
仕様変更前後の製品についてはこちらをご覧ください

 

 

なお、EV3ソフトウェアにTETRIX用のプログラミングブロックを追加していない場合は、こちらから追加してください。  
24755_02EV3ソフトウェアでTETRIXのDCモータを動かすには、「HiTechnic Motor Controller for TETRIX」ブロックを使用します。
  DCモータを回転させるには「Move→Unlimited」モードを、停止させるには「Move→Stop」モードを、選択します。   24755_03   Move→Unlimitedモードの各パラメータは以下のとおりです。
Port TETRIXのモーターコントローラーが接続されているEV3のセンサーポートの番号を選択します。
Controller Number EV3からみて、何番目のモーターコントローラーに接続されているDCモータを制御するかを選択します。
Motor モーターコントローラーに接続されているDCモータのうち、どれを回転させるかを選択します。 Motor 1:Motor 1に接続されているモータ Motor 2:Motor 2に接続されているモータ Both Motors:両方のモータ
Motor 1 Power パラメータ「Motor」で、「Motor 1」または「Both Motors」を選択したとき、モーターコントローラーのMotor 1に接続されているDCモータの回転パワー(スピード)を入力します。 -100~100の範囲で指定します。
Motor 2 Power パラメータ「Motor」で、「Motor 2」または「Both Motors」を選択したとき、モーターコントローラーのMotor 2に接続されているDCモータの回転パワー(スピード)を入力します。 -100~100の範囲で指定します。
Invert Motor 回転方向を反転させるDCモータを指定します。 None:どちらのモータも反転させない Motor 1:Motor 1に接続されているモータを反転 Motor 2:Motor 2に接続されているモータを反転 Both Motors:両方のモータを反転
    Move→Stopモードの各パラメータは以下のとおりです。
24755_05
Port TETRIXのモーターコントローラーが接続されているEV3のセンサーポートの番号を選択します。
Port TETRIXのモーターコントローラーが接続されているEV3のセンサーポートの番号を選択します。
Controller Number EV3からみて、何番目のモーターコントローラーに接続されているDCモータを制御するかを選択します。 Motor モーターコントローラーに接続されているDCモータのうち、どれを停止させるかを選択します。 Motor 1:Motor 1に接続されているモータ Motor 2:Motor 2に接続されているモータ Both Motors:両方のモータ
Next Action DCモータのブレーキ方法を選択します。 True(Brake):モータをすぐに停止 False(Float):モータパワーが0になり、惰性で回転後停止
例えば下図のようにDCモータが接続されているとき、Motor 1に接続されたDCモータをパワー100で、Motor 2に接続されたDCモータを反転させてパワー10で、2秒間回転させる場合は、   24755_06 次のようなプログラムになります。   24755_07   ただし、初期状態ではタイムアウト機能がオンになっているため、回転しているDCモータに対して2.5秒以上何も命令がされないと、DCモータは停止します。 例えば上図のプログラムの待機ブロックの時間を「5秒」とした場合、DCモータは5秒経過するのを待たず、2.5秒回転して停止してしまいます。 これを回避するには、「Operation→Set Timeout」モードを選択し、パラメータ「Timeout」でFalseを選択して、タイムアウト機能をオフにします。   タイムアウト機能をオフにして、上図のプログラムの回転時間を5秒間に変更すると、このようになります。   24755_08   タイムアウト機能の設定は、そのプログラムの中で有効です。   タイムアウト機能をオフにした場合、プログラムが終了してもDCモータは回転し続けるため、プログラムの中でDCモータを停止させる必要がある点に注意します。  

(2018/03/27 現在)

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