2016年2月10日
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教育版EV3 ソフトウェアにおけるIRSeeker V2の使い方
◆動作環境
■ハードウェア
教育版レゴ マインドストームEV3
HiTechnic社製 IRSeeker V2 (IRSeeker Version2)
■ソフトウェア
教育版EV3 ソフトウェア
※HiTechnic社製のIRSeeker V2ブロックのインストールが必要です。
◆IRSeeker V2とは
■HiTechnic社製 IRSeekerV2は赤外線の方向とその強さを検出するセンサーです。赤外線の送信機としてはHiTechnic社製 「赤外線ボール(IRBall)」や「IR remote」が対応しています。
■IRSeekerV2には変調(AC)モードと非変調(DC)モードがあります。変調(AC)モードでは1200Hzの周波数で点滅する赤外線に反応します。非変調(DC)モードでは周波数に関係なく赤外線に反応します。
■EV3の入力ポートに標準のケーブルで接続して使用します。
◆IRSeeker V2のブロック
■IRSeeker V2ブロック
赤外線の方向とその強さを検出するブロックです。
ブロックの表示は2段階あります。
①センサーを接続する入力ポート
②モード
[Direction]
[Enhanced Direction]
③赤外線の検出方向(1~9)
④センサーから読み取られた値
図のように1~9の方向を検出します。
(検出できない場合は0)
?◆サンプルプログラム(ViewIRSeeker.ev3)
■IRSeeker V2の値を表示するサンプルプログラム
教育版EV3ソフトウェアで動きます。
■サンプルプログラムの実行
IRSeeker V2は1番の入力ポートにつなぎます。
プログラムを実行し、赤外線ボールなどを使って、IRSeeker V2に赤外線を送ります。
たとえば、右図のように赤外線を当てた場合、液晶ディスプレイ(LCD)には次のように表示されます。
赤外線を受けた方向は1~9の数値で表示され、赤外線の強さは線の長さで表されます。