2025年2月20日

SPIKE用ラージハブにマインドストーム用(Robot Inventor)のHubOSを書き込む

以下の内容は2021/09/19にロボジョイくらぶマイスターブログに掲載されたものです。



日本未発売のレゴ マインドストーム(51515)に使われている「緑色ハブ」。そして、SPIKEプライムで使われている「黄色ハブ」。この2種類のハブは色が違うだけでハードウェア的には同じものです。
そして、黄色ハブに緑色ハブのHubOSを入れてしまえば、マインドストームの機能を黄色ハブで実現することが可能となります。マニアックな裏ワザですが、次の手順で行うことができます。

緑色ハブのHubOSを入手するため、マインドストーム用のアプリ(無料)をインストールします。Windowsの場合は以下のURLから入手可能です。 https://www.microsoft.com/ja-jp/p/lego-mindstorms-robot-inventor/9mtq0n7w1d6x?activetab=pivot:overviewtab

インストールが完了して起動すると、このような画面が表示されます。表示は英語です。このアプリは韓国語や中国語に対応していますが、日本語には対応していません。

ここで、SPIKE用の黄色ハブをパソコンに接続します。
すると、HubOSを更新するというメッセージが表示されます。ボタンを押して更新しましょう。更新には少し時間がかかります。

HubOSの更新が終わると、モータの更新画面が表示されます。ここで4個のモーターを接続しないといけないのですが、SPIKEにはモーターが3個しかないので、更新できません。しかたないので、スキップします。

プログラム画面です。ここで、拡張機能を見ると、SPIKEにはない機能が存在しています。「Hub to Hub」とはハブとハブがBluetoothで直接通信できるという機能で、現時点ではSPIKEアプリには搭載されていません(マインドストーム特有の機能)。

ハブの確認画面です。実際には黄色ハブを接続しているのですが、緑色ハブが接続されていると認識されています。バージョンは「3.1.29」です。SPIKEアプリの「3.1.21.9」よりもバージョンが先行しています。

これで黄色ハブが緑色ハブと同等の性能になり、「Hub to Hub」機能も利用可能になりました。
もし、黄色ハブのHubOSのバージョンが追い付いた場合には、以下のような手続きは不要となります。

(文/松原拓也)

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