2025年1月27日

021-1.SPIKEプライムロボコン入門-第3回「Lモーターを使った様々なアーム」

この連載では「レゴ エデュケーションSPIKEプライム(以下、SPIKE)」を使ってロボコンに挑戦するために必要な技術要素を紹介しています。
今回はロボコン競技の中でオブジェクトを運ぶ際に使われるアームを様々なパターンで紹介します。(文/藤本大貴 協力/株式会社PFU)

 

ロボコンではいろいろなオブジェクトを回収したり、動かしたりするミッションがあります。 今回は以下のようなオブジェクトを運ぶことを想定して、4パターンのアームを考えてみます。

今回はSPIKEプライム基本セット×1を利用して作成することを想定しています。 それぞれ4パターンのオブジェクトの取り方を考えていきます。

※本記事内の画像はクリックすることで拡大表示できます。

【アーム①】引っ掛ける
アームを上げた時に根元まで滑らないように引っかかりを取り付けるのがコツです。
オブジェクトに輪っかなど引っ掛けられるパーツがある場合はシンプルで有効な手段です。

【アーム②】持ち上げる
アームを上げた時に根元まで滑らないように引っかかりを取り付けるのがコツです。
アーム①とは違い輪っかより下にアームを差し込んで持ち上げる方法です。
同じように持ち上げたときにオブジェクトを支える引っかかりを取り付けましょう。

【アーム③】持ち上げる(リンク機構)
オブジェクトへのアプローチは②と同様ですが、リンク機構によりフォークリフトのように水平にオブジェクトを持ち上げることができます。
今回のようなリンク機構を使う場合は1つのアームは固定する必要があるので注意しましょう。

【アーム④】挟む(ギア)
挟んだオブジェクトが滑らないようにアームの先にゴムパーツを付けるのがコツです。
ギアを組み合わせてアームを開閉する仕組みでオブジェクトを挟む。ギアをしっかり噛み合わせるために、パーツで固定する必要があります。

PFU
協力:株式会社PFU

当ブログの内容は、弊社製品の活用に関する参考情報として提供しております。
記載されている情報は、正確性や動作を保証するものではありません。皆さまの創意工夫やアイデアの一助となれば幸いです。