2025年1月27日

021-1.SPIKEプライムロボコン入門-第2回「距離制御とライントレースのマイブロック化」

この連載では「レゴ エデュケーションSPIKEプライム(以下、SPIKE)」を使ってロボコンに挑戦するために必要な技術要素を紹介しています。 今回は前回の記事で作成した距離制御を応用したライントレースのプログラムを見やすくするために、マイブロック機能を使ってまとめてみます。(文/藤本大貴 協力/株式会社PFU)

 

今回は前回作成したプログラムの一部をマイブロック化してプログラム全体を見やすくしていきます。

※前回の記事で作成した「移動距離を指定してライントレースする」プログラム

はじめに新しくマイブロックを作成しましょう。 SPIKEアプリの画面左の「マイブロック」から作成することができます。

※本記事内の画像はクリックすることで拡大表示できます。

「ブロック名」には「Line-Dist」という名前を入力して設定します。 また、画像のように「入力の追加」をして走る距離を指定する値を入力できるようにしましょう。 「入力の追加」をするとマイブロックに「number of text」の欄が追加されます。今回は「number of text」の箇所に「CM」と入力して距離の値を入力することがわかるようにします。

作成したマイブロックを画像のように利用して、プログラムをまとめてみましょう。 マイブロックの「定義」ブロックの下に距離を指定してライントレースするプログラムを繋げています。

こうすることで、ライントレースプログラムを簡単に使い回すことができます。 また、マイブロックの入力(CM)を計算部分にドラッグして入力した値が計算に利用されるようにしておきましょう。 最後に画像上部分のメインプログラム内で「Line-Dist」のマイブロックを利用することでライントレースのプログラムを 一つのブロックとして利用します。画像ではライントレースする距離を30cmと指定しているのがわかります。

PFU
協力:株式会社PFU

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