2016年2月1日

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データロギングプログラミングブロックの使用方法

17611_01EV3ソフトウェアでデータロギングをする方法の1つに、データロギングプログラミングブロックがあります。

データロギングプログラミングブロックは、プログラミングパレットの「拡張」タブにあります。

◆データロギングプログラミングブロックのパラメーター
各パラメーターは以下のようになっています。

 

17611_02

ファイル名 収集したデータを書き込むファイル名を指定します。
モード データロギングのモードを選択します。

「時間」・「オン」・「1回の測定」・「停止」から選びます。

「時間」を選択した場合、さらに「秒」・「分」を選びます。

「時間」モードは、「持続時間」で指定した時間の間、データロギングします。

このモードでは、データロギングが終了するまで、次のブロックへ処理が移りません。

「オン」モードは、ブロックが実行されるとデータロギングを開始します。「停止」モードで停止するかプログラムが終了するまで、データロギングを継続します。

1回の測定」モードは、1度だけデータを収集します。

停止」モードは、データロギングを終了します。

持続時間

モードで「時間」を選択した場合に設定します。
ここで指定した時間の間、データロギングします。
モードで「秒」を選択した場合、値の単位は「秒」です。
モードで「分」を選択した場合、値の単位は「分」です。

頻度 データを収集する間隔を指定します。
測定時間の単位

「頻度」の単位を指定します。「頻度」の値が「5」、「測定間隔の単位」の値が「0:データ数/秒」のとき、1秒間に5回データを収集します。

「頻度」の値が「5」、「測定間隔の単位」の値が「1:秒/データ数」のとき、5秒間に1回データを収集します。

センサー データを収集するセンサーと、そのモードを選択します。
センサーポート 選択したセンサーのポートを選択します。
センサーの追加

データを収集するセンサーを追加します。
最大8個まで追加することができます。

 

◆データロギングプログラミングブロックの利用例

[時間モードの利用]

17611_03 このプログラムは、カラーセンサーで周辺の明るさを測定し、それによってモーターのパワーを変化させています。 データロギングプログラミングブロックは、10秒間、1秒間に10回の間隔で、カラーセンサーの周辺の光の強さを収集し、「MyData」というファイルに記録します。

[オンモードの利用]

17611_04

このプログラムは、カラーセンサーで周辺の明るさを測定し、それによってモーターのパワーを変化させています。データロギングプログラミングブロックは、プログラムが終了するまで、2秒に1回の間隔で、カラーセンサーの周辺の光の強さを収集し、「MyData」というファイルに記録し続けます。

 

◆データログファイルの利用

データロギングプログラミングブロックで収集したデータログファイルは、インテリジェントブロックに保存されます。

保存されたデータログファイルを利用するには、ファイルをEV3ソフトウェアへインポートします。

17611_05  「新しい実験」を追加

17611_06  オシロスコープモード停止

17611_07  データログファイルマネージャーを開く

17611_08  データログファイルを選んでインポート

17611_09  EV3ソフトウェアでデータログファイルがグラフに展開されます

17611_10  値は「データセットテーブル」で見ることができます

データログファイルをCSV形式で出力するには、「データセットのエクスポート」を使ってデータログを保存します。

17611_11

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