2015年9月18日

  • EV3 製品情報

教育版レゴ® マインドストーム® EV3とは

概要説明

教育版レゴ® マインドストーム® EV3は、レゴ マインドストームシリーズの3代目のロボット作成キットです。

レゴ® マインドストーム® は、MIT(マサチューセッツ工科大学)とレゴ社が共同開発した、教育用ロボットキットです。 センサーやモーターを使ってロボットを作ったり、温度や距離などをセンサーを使って計測する科学実験などに利用できます。

初代のレゴ® マインドストーム® RCXは、1998年にリリースされH8マイクロコンピュータが搭載されていました。 2006年にリリースされた、教育用レゴ® マインドストーム® NXTは32bit CPUのARM7が搭載され機能が充実しました。 ソフトウェアは、National Instruments社のLabViewをベースとして開発されたROBOLABや、教育用NXTソフトウェア等が使われてきました。

Evolution(進化)から名付けられた、 教育版レゴ® マインドストーム® EV3には、今までの利便性をそのままに プロセッサの見直し、出力ポートの追加、プログラミング機能などの改善や、 新しくUSBポート、マイクロSDカードスロット、Auto-ID機能などが追加され、 多岐にわたる進化を遂げています。

  • 「オンブロックプロプログラミング」と「オンブロックデータロギング」  インテリジェントブロックEV3には、「オンブロックプロプログラミング」と「オンブロックデータロギング」と呼ばれる機能が追加されました。 これらの機能によって、インテリジェントブロックEV3だけでプログラミングやデータロギングを行うことができます。 インテリジェントブロックEV3で作成したプログラムや、取得したデータは、後でパソコンに取り込むことができるようになります。 ロギングしたデータは、マイクロSDカードに保存できるので屋外での活動時も残容量を心配することなく取り組めます。
  • Auto-ID機能 Auto-ID機能とは、センサーやモーターを接続した際、インテリジェントブロックEV3や教育版EV3ソフトウェアが 「どのポートに何が接続されたか」を自動的に検出する機能です。 これによって、センサーやモーターの接続間違いなどを素早く発見することができます。
  • USBによるディジーチェーン接続 USBポートを利用して、最大4台までのインテリジェントブロックEV3を接続できます。 インテリジェントブロックEV3をディジーチェーン接続したとき、教育版EV3ソフトウェアからは16個のモーターを接続した1台の インテリジェントブロックEV3のように扱うことができ、より複雑な機構を動かすことができるようになります。
  • Bluetooth通信とWi-Fi通信 Bluetooth通信とWi-Fi通信通信機能も充実し、Bluetooth通信では、最大7台までのインテリジェントブロックEV3と通信が可能です。 USBポートにWi-Fiドングルをつなげることで、Wi-Fi通信も可能になります。 iPhoneやAndroid搭載端末との連携ができるようになる予定です。

レゴ® マインドストーム® EV3には、教育版と玩具版がありますが、違いが有るので注意してください。 教育版には、長時間の実験や繰り返し利用できるようにバッテリーが同梱されています。 また、データーロギング機能も教育版だけの機能です。 さらに、教育版EV3ソフトウェアには、指導に役立つ動画や資料が多く含まれています。

プログラミング機能

教育版レゴ® マインドストーム® EV3の、プログラミングは、教育版EV3ソフトウェアをお使い頂く場合と、インテリジェントブロックEV3単体で行う(この方法をオンブリックプログラムと呼びます)二通りの方法があります。教育版EV3ソフトウェアを利用する場合には、全てのプログラミングブロックを使ってプログラミングが可能です。
  • EV3ソフトウェアを利用したプログラムの詳細はこちらを参照してください
  • インテリジェントブロックEV3単体でのプログラムの詳細はこちらを参照してください

データロギング機能

教育版EV3のデータロギングは、教育版EV3ソフトウェアをお使い頂く場合と、インテリジェントブロックEV3単体で行う、二通りの方法があります。 教育版EV3ソフトウェアを利用する場合にはインテリジェントブロックEV3に接続されたセンサーの値をパソコンの画面にグラフィカルに表示することが可能です。
  • EV3ソフトウェアを利用したい場合は、こちらを参照してください
  • EV3インテリジェントブロック単体でロギングを行いたい場合は、こちらを参照してください